日産、ダットサンブランドを新興国市場で展開

2012.03.21 自動車ニュース

日産、ダットサンブランドを新興国市場で展開

日産自動車は2012年3月21日、横浜市のグローバル本社で記者会見し、「DATSUN(ダットサン)」ブランドを復活させ、新興国市場において2014年から展開すると発表した。

80年の歴史を持つ、日産伝統のブランド「ダットサン」が、復活する。
日産は、中期経営計画「日産パワー88」の一環として、ダットサンブランドをインド、インドネシア、ロシアなどの新興国成長市場において展開することを発表した。

日産によれば、日米欧など自動車の成熟市場では、代替需要が大部分を占めるのに対し、BRICsほかの成長市場においては、自動車を初めて手にする新規需要が7〜7.5割を占めるとのこと。同社は、そうした地域でのシェア拡大を目標に、新たなグローバルブランド「ダットサン」を活用する。ダットサンブランドの復活は1981年以来となる。

ダットサンが参入する各地域のエントリーセグメント(最量販セグメント)は、2016年にはインドにおいて全体の需要の5割、インドネシアでは4割、ロシアでは3割を占める見通し。日産は、「運転することが楽しい」「安心して所有できる」「敷居が低い」とされるダットサンブランドモデルのラインナップを拡充し、インド、インドネシア、ロシアにおいて、2016年までに日産車販売台数全体の1/3から1/2の台数比率を目指す。

具体的な車種など、詳細については明らかにされていないが、排気量は1.2リッター以下、価格は4000ドル(約33万円)前後から設定される見通しだ。

なお、日本での展開は計画に含まれていない。

(webCG 曽宮)

「DATSUN(ダットサン)」ブランドの新しいロゴ。
「DATSUN(ダットサン)」ブランドの新しいロゴ。
日産自動車のカルロス・ゴーンCEOは、「成長市場において、オートバイに乗っているユーザーなどに、モダンな自動車を手の届きやすい価格で提供する」と、ダットサンブランドをアピールした。
日産自動車のカルロス・ゴーンCEOは、「成長市場において、オートバイに乗っているユーザーなどに、モダンな自動車を手の届きやすい価格で提供する」と、ダットサンブランドをアピールした。
1955年に登場した「ダットサン・セダン」(写真は1956年式「ダットサン・セダン113型」)。
1955年に登場した「ダットサン・セダン」(写真は1956年式「ダットサン・セダン113型」)。

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