スーパーカー「パガーニ・ウアイラ」日本で発売

2013.06.24 自動車ニュース
「パガーニ・ウアイラ」
「パガーニ・ウアイラ」

スーパーカー「パガーニ・ウアイラ」日本で発売

パガーニ アウトモビリは2013年6月24日、新型のスーパースポーツモデル「ウアイラ(Huayra)」を日本で初めて披露するとともに、その正規販売を開始すると発表した。

発表会の開催に際し、社長のオラチオ・パガーニ氏(写真右)も来日。「ウアイラ」にかける自らの思いを、1時間にわたって熱く語った。
発表会の開催に際し、社長のオラチオ・パガーニ氏(写真右)も来日。「ウアイラ」にかける自らの思いを、1時間にわたって熱く語った。
ドアはガルウイング式。ミドに搭載されるエンジンには、カウルを丸ごと立ち上げてアクセスする。
ドアはガルウイング式。ミドに搭載されるエンジンには、カウルを丸ごと立ち上げてアクセスする。
AMGが手掛ける6リッターV12ツインターボ。「ターボラグがほとんどないのが特徴。それは、軽量なこのクルマにとって重要な要素だ」とはパガーニ氏の弁。
AMGが手掛ける6リッターV12ツインターボ。「ターボラグがほとんどないのが特徴。それは、軽量なこのクルマにとって重要な要素だ」とはパガーニ氏の弁。
インテリアの様子。カーボンやレザーに交じって、削りだしのアルミ材が鈍く輝く。
インテリアの様子。カーボンやレザーに交じって、削りだしのアルミ材が鈍く輝く。
リアビュー。2枚の可動式フラップと、4本出しのマフラーエンドが目を引く。
リアビュー。2枚の可動式フラップと、4本出しのマフラーエンドが目を引く。

■「跳ね馬」と「猛牛」に挑戦状!?

パガーニは、1991年に設立されたイタリアのスーパーカー専業メーカー。本拠地はモデナ近郊のサンチェザリオ・スル・パーナロにあり、1999年に発表した「ゾンダ(Zonda)」で、世界のスーパーカーファンにその存在を知らしめた。

今回日本に持ち込まれた「ウアイラ」は、そのゾンダの後継にあたる、パガーニの最新作である。
基本的な作りは、ゾンダを含む他のスーパースポーツモデルにも多く見られる手法、すなわちロー&ワイドな軽量ボディーに超ハイパワーエンジンをミドシップするというもの。乗車定員は2人で、これまたスーパーカー的な、ガルウイング式ドアを持ち上げて乗り込むことになる。

ボディーサイズは、全長×全幅×全高=4605×2036×1169mm。同じMRの駆動方式が採られる「ランボルギーニ・アヴェンタドール」(同4780×2030×1136mm/乾燥重量1575kg)より20cmほど短く、出力で拮抗(きっこう)するFR車「フェラーリF12ベルリネッタ」(同4618×1942×1273mm/同1520kg)に比べて、約10cm幅広い。ホイールベースは2795mm。
このクラスとしては軽量な1350kgの車重(乾燥重量)を実現すべく、車体は、炭素繊維にチタンを編みこんだ「カーボン・チタン」のセンターモノコックとサブフレームで構成されている。その後半部分にマウントされるパワーユニットは、ツインターボのAMG製6リッターV12(730hp/5800rpm、102.0kgm/2250-4500rpm)。トランスミッションは、ツインプレートを備えるシングルクラッチ式の7段ATが採用される。最近はやりのデュアルクラッチ式トランスミッションは、パガーニによれば「車重がさらに70kg増加するため、見送ることになった」。

空力性能にもこだわりが見られる。まるで戦闘機のような、シャープなフォルム。ノーズ部とリアエンドには、独立可動式フラップを2枚ずつ装備。走行状態に応じてその角度を変化させることで、前後アクスル間の重量バランスを常に最適に保つという。
なお、走りを支える足まわりは、オーリンズ製のサスペンションや、ブレンボ製のブレーキ・キャリパー&カーボンセラミックディスク、ピレリPゼロタイヤなど、スーパーカー御用達のアイテムで構成される。

そんなウアイラの0-100km/h加速タイムは3.3秒で、最高速度は360km/h。第一級のハイパフォーマンスカーらしく、コックピットもまた、カーボンやレザー、削り出しのアルミ材などで、ぜいたくに仕立てられる。中でも、スイスの高級機械式時計をモチーフにしたというメーターパネルや、メカニカルな意匠のシーケンシャル式シフトレバーなどは、自慢のディテールだ。

価格は、100万ユーロ(邦貨にして約1億2800万円)から。日本市場への割り当て台数は年間2台で、いまのところ3件のオーダーがあるとのこと。その第1号車は、今夏8月にはデリバリーされる見通しだ。

(webCG 関)

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