BASFが2~3年後の自動車のカラートレンドを予想

2013.07.08 自動車ニュース

BASFが2~3年後の自動車のカラートレンドを予想

独BASFの子会社であるBASF ジャパンのコーティングス事業部は、2013年7月3日、2~3年後の自動車のカラートレンド予測を発表した。

世界各地に研究開発拠点や工場を構えるBASF。今回発表会を行ったBASF ジャパンのコーティングス事業部は、主に日本国内での自動車の塗装事業などを担当している部門だ。
世界各地に研究開発拠点や工場を構えるBASF。今回発表会を行ったBASF ジャパンのコーティングス事業部は、主に日本国内での自動車の塗装事業などを担当している部門だ。
今回発表されたカラートレンドのコンセプトは「MAKING HEADWAY」。アイコンの石器は、人類の進化を表すものとして用いられた。
今回発表されたカラートレンドのコンセプトは「MAKING HEADWAY」。アイコンの石器は、人類の進化を表すものとして用いられた。
カラートレンドの予測について具体的な説明をするBASF ジャパンの松原千春さん。「欧州では、はやりのマットカラーの次を担う、よりテクスチャー感のある色が求められるようになるでしょう」とのこと。
カラートレンドの予測について具体的な説明をするBASF ジャパンの松原千春さん。「欧州では、はやりのマットカラーの次を担う、よりテクスチャー感のある色が求められるようになるでしょう」とのこと。
これが、日本を含むアジア太平洋地域(中国は除く)の、具体的な色の例。女性に好まれるカジュアルなテイストの色が増えると予想されている。
これが、日本を含むアジア太平洋地域(中国は除く)の、具体的な色の例。女性に好まれるカジュアルなテイストの色が増えると予想されている。
軽乗用車ではやりのツートンカラーも、今後は単に「屋根を白くした」というだけではなく、色味のあるもの同士を組み合わせたり、「メタリック調のグリーンとソリッド調のグリーン」というような同系色の質感の違う色を組み合わせるなど、多彩なバリエーションが生まれそうだ。
軽乗用車ではやりのツートンカラーも、今後は単に「屋根を白くした」というだけではなく、色味のあるもの同士を組み合わせたり、「メタリック調のグリーンとソリッド調のグリーン」というような同系色の質感の違う色を組み合わせるなど、多彩なバリエーションが生まれそうだ。

■世界のカラートレンドには不安定な世相を反映

BASFはドイツに本社を構える世界的な総合化学メーカーである。同社は欧州、北米、アジア太平洋の3拠点にカラーデザインセンターを持ち、毎年、グローバルと地域ごとの2つの視点から、経済動向や人々の志向をもとに2~3年後の自動車のカラートレンドを予測している。

今回の発表では、まずは世界のカラートレンド予測が紹介された。それによると、最新のトレンドのコンセプトは「MAKING HEADWAY –前進-」というもので、不安定な世界情勢を鑑み、現状を打破して未来へ向けたビジョンの実現へ突き進む上で必要となるバランス感覚やパイオニア精神、正しい倫理観などが投影されたものとなっている。

次に、この大きなコンセプトのもとに予測された、より具体的なカラートレンドのテーマと、それに沿った色の例が紹介された。
一つ目のテーマ「MULTIVERSE(多元空間)」は現代社会が直面するエネルギーシステムの見直しや生活空間の変化を鑑みたもので、中間色系のブルーや、ソリッド調、マット調などの幅広い質感のブラックなどが挙げられている。

次に紹介された「SYNCOPACE(個々のスタイル)」は社会と調和しつつ自らの意思に忠実であろうとする人々の志向を意識したもので、ダークカラーやカラードグレーなどといった、個性的でありながら落ち着きを感じさせる色が提案されている。

3番目の「DEQUALIZE(バランス)」はハイスピードなデジタル社会の中で人間らしい生活を取り戻そうという志向を反映させたもの。ソリッド調をはじめとした優しい質感の色が中心で、複数の色の組み合わせも意識されている。
 

■日本では2トーンや3トーンが流行すると予想

一方、3地域ごとのカラートレンドのテーマは、アジア太平洋地域が「WITH PRIDE(プライドを胸に)」、欧州が「IN SOBRIETY(冷静な態度)」、北米が「ASPIRE TO(熱望するもの)」というもの。日本が属するアジア太平洋地域では、女性の社会地位向上に伴って、女性ユーザーに好まれる色が重要となる。アジアらしいストレートなカラーが増えてくるとされた。

なお日本については、小型車や軽乗用車をこだわりをもって購入するユーザーが増えていることから、今後は小型でもスタイリッシュで洗練されたブランド性を持つモデルが増えていくと予想。中間色や、2トーンや3トーンといった多色配色をしやすい色が求められるようになるとのことだ。

(webCG 堀田)
 

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