【スペック】全長×全幅×全高=3745×1685×1380mm/ホイールベース=2465mm/車重=1240kg/駆動方式=FF/1.6リッター直4DOHC16バルブターボ(184ps/5500rpm、24.5kgm/1600-5000rpm)/価格=339万円(テスト車=383万3270円)

MINIクーパーS クーペ(FF/6MT)【試乗記】

妥協なき突貫小僧 2012.03.11 試乗記 MINIクーパーS クーペ(FF/6MT)
……383万3270円

MINIシリーズ初の2シーターモデルとして生まれた「MINIクーペ」。クルマとしてのできは、いかほどか? ホットな“クーパーS”で確かめた。

オープンになりそうなフォルム

「何それ、ミニのオープン?」

試乗の途中、ふとイタリア旧車のショップに立ち寄ると、「アルファ・ロメオ ジュリア スパイダー」のメンテナンスをしていたM氏が声をかけてきた。なるほど。現代のクルマにはまったくといっていいほど興味のない彼には、そう見えたのか。けれども、ある意味この見立ては正しい。「MINIクーペ」のフォルムは、明らかにオープンを前提としている。ルーフを何とかして折りたたみ、トランスフォームしそうなたたずまいだ。

実際には、オープン版の「MINIロードスター」は昨年10月に発表され、日本でも1月に受注が開始された。多くの部分をクーペと共用し、ルーフにはソフトトップを採用している。2台で2シーターグループを構成し、MINIファミリーを拡大した。今や、MINIのウェブサイトには、スペシャルモデルを除いても、22種類もの選択肢がラインナップされているのだ。これだけバリエーションが広がっても、MINIのアイデンティティーはしっかり保たれているのが偉い。デザインのアイコン性がいかに強いかがわかる。

試乗したモデルのグレードは「クーパーS」で、184psの1.6リッターターボエンジンを搭載する。自然吸気で122psの「クーパー」と211psのハイチューンエンジンを載せる「ジョンクーパーワークス」にはさまれた中間のグレードだ。ロードスターのクーパーSは364万円で、価格差は25万円となる。安い分、オープンエアの爽快さが味わえないとネガティブに考えるか。それとも、クーペならではのアドバンテージがあるお得なモデルなのか。


日本では、2011年9月に受注が始まった「MINIクーペ」シリーズ。「MINIハッチバック」に比べて13度寝かされたAピラーや特徴的なルーフが、空力に優れたフォルムを形づくる。
日本では、2011年9月に受注が始まった「MINIクーペ」シリーズ。「MINIハッチバック」に比べて13度寝かされたAピラーや特徴的なルーフが、空力に優れたフォルムを形づくる。

MINIクーパーS クーペ(FF/6MT)【試乗記】の画像
リアエンドには、速度が80km/hを超えると自動的に上昇し、60km/hを下回ると元に戻る「アクティブリヤスポイラー」が備わる。ドライバーの任意による操作も可能。
リアエンドには、速度が80km/hを超えると自動的に上昇し、60km/hを下回ると元に戻る「アクティブリヤスポイラー」が備わる。ドライバーの任意による操作も可能。

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