新スタッドレスタイヤ「ブリザックVRX」登場

2013.07.18 自動車ニュース
「ブリヂストン・ブリザックVRX」
「ブリヂストン・ブリザックVRX」

新スタッドレスタイヤ「ブリザックVRX」登場

ブリヂストンは2013年7月18日、スタッドレスタイヤの新商品「BLIZZAK(ブリザック)VRX」を、同年9月1日に発売すると発表した。

ブリヂストンのスタッドレスタイヤブランド「ブリザック」のデビューは1988年のこと。誕生から25年という節目の年に生まれた今回の新商品は、従来の「REVO(レボ)」シリーズから名前を一新。「頂点(VERTEX)」を意味する「VRX」に商品名を改めて登場した。
 

ブリヂストンのスタッドレスタイヤの歴史を語る、ブリヂストン常務執行役員の清水実氏。「ブリザック」ブランドのスタッドレスタイヤは、2013年3月現在で、世界累計2億本を販売しているとのこと。
ブリヂストンのスタッドレスタイヤの歴史を語る、ブリヂストン常務執行役員の清水実氏。「ブリザック」ブランドのスタッドレスタイヤは、2013年3月現在で、世界累計2億本を販売しているとのこと。

新スタッドレスタイヤ「ブリザックVRX」登場の画像

■多様化するユーザーのニーズに対応

今回発表された「ブリザックVRX」は、凍結路や積雪路でのグリップ性能に加え、近年関心が高まっているとされる燃費性能も重視。さらには「実は販売の半数を占めている」という、非降雪地区のユーザーが求めるウエット路面やドライ路面での操作性、快適性も重視したものとなっている。

具体的には、左右非対称のサイドウオールの形状や、コンパウンドなどに低燃費タイヤ「ECOPIA(エコピア)PZ」シリーズの技術を応用。降雪路や凍結路に限らず、通常の道でも路面の段差やうねりによるクルマのふらつきを軽減し、直進安定性と応答性を改善したという。

また燃費性能についても、従来品の「ブリザック・レボGZ」と比べて、転がり抵抗を10%低減。ウエット路面での制動距離も10%短縮された。
 

「ブリザックVRX」のトレッド面。氷上での性能に加え、よりしっかりと雪をつかむようパターンを工夫したことで、雪上でのグリップ性能も向上しているという。
「ブリザックVRX」のトレッド面。氷上での性能に加え、よりしっかりと雪をつかむようパターンを工夫したことで、雪上でのグリップ性能も向上しているという。
発表会当日は、100メートルほどの特設コースで雪上走行会も実施。サマータイヤとの比較を通し、積雪路でのスタッドレスタイヤの性能を体感することができた。
発表会当日は、100メートルほどの特設コースで雪上走行会も実施。サマータイヤとの比較を通し、積雪路でのスタッドレスタイヤの性能を体感することができた。

新スタッドレスタイヤ「ブリザックVRX」登場の画像

■スタッドレスタイヤとしての基本性能も進化

一方、スタッドレスタイヤの基本性能である凍結路や積雪路での操作性向上に対しても、さまざまな工夫や新技術が導入されている。

特に重視されたのがトレッドの形状で、タイヤの内側と外側とでパターンの異なる左右非対称形状を採用。またブロック剛性を確保しつつブロックサイズを細かく刻むことで、凹凸のある路面に対するグリップ力を向上させている。

このほかにも、従来品ではショルダー付近に集中していた接地圧を分散することで、路面にスリップの原因となる水が湧くのを抑制。さらに、水を吸収する気泡の内側に親水性コーティングを施した「アクティブ発泡ゴム」を採用することで、除水効果をより高めている。

これらの技術により、ブリザックVRXは凍結路、積雪路に対するグリップ性能が向上。氷上ブレーキ性能は従来品より10%向上しているという。

サイズラインナップは135/80R12から245/40R20までの全108種類。オープン価格での販売となる。

(webCG 堀田)

■「ブリヂストン・ブリザックVRX」の雪上試乗会の様子

 

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