三菱、電気自動車用の電源供給装置を発売

2012.03.09 自動車ニュース
「MiEV power BOX」
三菱、電気自動車用の電源供給装置を発売

三菱、電気自動車用の電源供給装置を発売

三菱自動車は2012年3月9日、電気自動車(EV)の電力を家電に供給する大容量の給電装置「MiEV power BOX(ミーブ パワーボックス)」を発表した。同年4月27日に発売する。

駆動用バッテリー(満充電)が16.0kWhのクルマの場合約9.0kWh、10.5kWhの場合は約5.6kWhを車外へ給電することが可能。
駆動用バッテリー(満充電)が16.0kWhのクルマの場合約9.0kWh、10.5kWhの場合は約5.6kWhを車外へ給電することが可能。
「MiEV power BOX」のサイズは395mm×334mm×194mmで、重さは11.5kg。接続ケーブルとAC100Vの出力端子が1個備わる。最大出力1500W、出力電圧100V±10V、周波数(変更可能)50/60Hz。
「MiEV power BOX」のサイズは395mm×334mm×194mmで、重さは11.5kg。接続ケーブルとAC100Vの出力端子が1個備わる。最大出力1500W、出力電圧100V±10V、周波数(変更可能)50/60Hz。

■出先で家電が使えます

今回発表された「MiEV power BOX」は、電気自動車「i-MiEV(アイ・ミーブ)」と「MINICAB-MiEV(ミニキャブ・ミーブ)」の駆動用バッテリーに蓄えられた電力の一部を、AC100Vで最大1500Wまで取り出すことができる給電装置。外出先や非常時における、炊飯器や電子レンジなどの家電製品への電力供給を想定しているという。

MiEV power BOXにある接続ケーブルをEVの急速充電口に差して電源を入れると、AC100Vコンセントからの電源供給が可能となる。駆動用バッテリーの残量が残り3目盛り(全16目盛り)になるまで使用が可能だ。
例えば、駆動用バッテリー16.0kWhの車両が満充電の状態でMiEV power BOXを接続すると、1500Wで連続使用した場合、約5〜6時間使用できるという。これは、一般家庭の消費電力の約1日分に相当する。MiEV power BOXそのものの電源はi-MiEVに装備されるDC12Vのアクセサリーソケットから供給できる。

MiEV power BOXの価格は14万9800円。2009年モデルから現在販売しているモデルまで、すべてのi-MiEV、MINICAB-MiEVのディーラーオプションとして販売される。なお、他社のEVへの使用については、まだ検証されていないとのことだ。

写真左から、日本EVクラブ代表の舘内端氏、三菱自動車の益子修社長、ジャパネットホールディングスの高田明社長。
写真左から、日本EVクラブ代表の舘内端氏、三菱自動車の益子修社長、ジャパネットホールディングスの高田明社長。
 
三菱、電気自動車用の電源供給装置を発売の画像

■自動車から「電源車」へ

発表会で、同社の益子修社長は「2011年3月に起きた東日本大震災で電気の重要性をあらためて実感した。MiEV power BOXを備えたEVは移動電源車としてさまざまな社会のニーズに応えるものと確信している。また、電力供給に余裕のある深夜に充電し、昼間の電力供給のピーク時に蓄電した電池を活用することで、電力消費の平準化の観点からも活用が期待できる」と語った。

また今回は、初めてテレビショッピングでi-MiEVを販売した、ジャパネットホールディングスの高田明社長をゲストに迎えトークセッションも行われた。その席で高田社長は、「夢と希望のある商品にわくわくしている。いちナビゲーターとして、これからの電気自動車の世界をもっと知ってもらうための役割を果たせたらと思う」と、MiEV power BOXを使ってのテレビショッピングの構想なども語った。ちなみに、これまで3回のテレビショッピングでは、約70台の実売につながったという。

(webCG ワタナベ)

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