スズキ、11代目となる新型「キャリイ」を発売

2013.08.29 自動車ニュース
新型「キャリイ」と、CMに出演する俳優の菅原文太さん(右)、タレントのはるな愛さん(左)。
新型「キャリイ」と、CMに出演する俳優の菅原文太さん(右)、タレントのはるな愛さん(左)。

スズキ、11代目となる新型「キャリイ」を発売

スズキは2013年8月29日、軽トラックの新型「キャリイ」を同年9月20日に発売すると発表した。

キャリイは、1961年10月の初代モデル「スズライト・キャリイ FB型」の発売以来、日本国内で累計420万台が販売されているスズキの軽トラックである。14年ぶりのフルモデルチェンジで誕生した今回のDA16T型は、その11代目のモデルとなる。

 

 
スズキ、11代目となる新型「キャリイ」を発売の画像
 
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■乗っても積んでも、広い

今回の新型では、フロントウィンドウを前方に移動し、運転席のヒップポイントを15mm後方に移す、など、キャビンの設計や内部のレイアウトを見直すことで広々とした室内空間を実現。運転席には14段階の調整が可能な140mmのシートスライドを装備する。またドア開口部を広げ、ヒップポイントを20mm下げるなど、乗降性にも配慮。降車時には長靴を履いた人でも楽に足が出せるようになっているという。
収納スペースも充実しており、インパネの上段には2DINサイズのスペースを、シフトノブの前方には大型のインパネアンダーポケットを用意。助手席SRSエアバッグ非装着車では、助手席側のダッシュボードにボックスティッシュをそのまま置ける大型インパネアッパートレーを備えている。

一方、荷台の広さは荷台長×荷室幅=1940×1410mmというもので、特に荷台フロア長は2030mmと、軽トラックで最長のサイズとなった。ビールケースなら60個、みかんコンテナなら54個の積載が可能だ。また、荷台床面の高さを650mmに抑えるなど使い勝手にも配慮。助手席側に加えて運転席側にも荷台ステップを装備したほか、道板(スロープ)をひっかけることができるリアゲートや、補修の際に荷台部分だけを取り外して交換できる分離荷台構造などを、従来モデルから受け継いでいる。

新型「キャリイ」のR06A型エンジン。
新型「キャリイ」のR06A型エンジン。
パートタイム4WDの切り替えレバー。
パートタイム4WDの切り替えレバー。

■燃費も取りまわし性能もトップクラス

パワーユニットはこれまでのK6A型に代わって、「ワゴンR」などにも採用しているR06A型の自然吸気エンジンを縦置きレイアウトで搭載。50kgの軽量化(新型「KC エアコン・パワステ」と従来型「FC エアコン・パワステ」の4WD/5MT車同士の比較)とも相まって、FR/5MT車で18.6km/リッター(JC08モード)という低燃費を実現した。

また、これまでロングとショートの2種類を用意していたホイールベースを1905mmのショートホイールベースに統一することで、全仕様で最小回転半径3.6mという取りまわしのよさを実現。悪路走破性にも配慮しており、アプローチアングルを23度(従来モデル比+3度)、フロントバンパーの地上高を320mm(同+45mm)としたほか、「KC農繁仕様」や「KX」の4WD/5MT車にはローギアを備えた2段切り替え式パートタイム4WDやデフロックも採用している。

 
スズキ、11代目となる新型「キャリイ」を発売の画像
上級グレードの「KX」にはフォグランプを採用。フロントマスクにはメッキの加飾が備わっている。
上級グレードの「KX」にはフォグランプを採用。フロントマスクにはメッキの加飾が備わっている。
 
スズキ、11代目となる新型「キャリイ」を発売の画像

■防錆(ぼうせい)や安全性にも抜かりなし

防錆についてはボディー表面の95%以上に亜鉛メッキの防錆鋼板を採用したほか、軽トラックとして唯一、フレームにも防錆鋼板を採用。中塗り工程を加えた3層塗装の導入や、防錆効果の高いアンダーコートの実施などとも相まって、「荷台を含めたボディー外板の表面サビは3年、穴あきサビは5年」という長期のサビ保証を実現した。

安全性能も改善されており、軽量衝突吸収ボディー「TECT」の採用や、高張力鋼板の使用箇所の拡大、上下2本ずつ装着されたサイドドアビームなどにより、56km/hオフセット衝突法規に対応した。装備についても全車に運転席SRSエアバッグを標準で採用するほか、オプションで助手席SRSエアバッグ、4輪ABSなども用意。KXには軽トラックとして唯一フォグランプを標準装備している。

ラインナップと価格は以下の通り。
・KC(FR/5MT):66万5700円
・KC(4WD/5MT):81万600円
・KC パワステ(4WD/5MT):84万7350円
・KC エアコン・パワステ(FR/5MT):78万4350円
・KC エアコン・パワステ(FR/3AT):86万4150円
・KC エアコン・パワステ(4WD/5MT):92万9250円
・KC エアコン・パワステ(4WD/3AT):100万9050円
・KC パワステ 農繁仕様(4WD/5MT):87万3600円
・KC エアコン・パワステ 農繁仕様(4WD/5MT):95万5500円
・KX(FR/5MT):91万350円
・KX(FR/3AT):99万150円
・KX(4WD/5MT):105万5250円
・KX(4WD/3AT):113万5050円

(webCG 堀田)
 

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