アウディが新機能を満載した新型「A3」を発売

2013.09.03 自動車ニュース
「アウディA3スポーツバック」と、発表会に参加した女優の木村佳乃さん。
「アウディA3スポーツバック」と、発表会に参加した女優の木村佳乃さん。

アウディが新機能を満載した新型「A3」を発売

アウディ ジャパンは2013年9月3日、プレミアムコンパクト5ドアモデルの新型「A3スポーツバック」を発表した。同年9月17日に販売を開始する。

■「アウディウルトラ」と「アウディコネクト」を武器に

1996年に登場した初代「A3」は、「プレミアムコンパクトクラス」のパイオニアとして人気を獲得したアウディのエントリーモデル。2003年には2代目が登場し、その翌年には「スポーツバック」と呼ばれる5ドアモデルが追加され、より幅広いユーザーを確保している。その人気モデルシリーズが3代目にフルモデルチェンジし、ついに日本に上陸した。

新型A3スポーツバックは、「フォルクスワーゲン・ゴルフ」から採用が始まった新しい設計コンセプトの「MQB」を用いた初のアウディで、従来モデルから基本設計を一新。ダウンサイジングコンセプトに基づく高効率パワートレインと軽量化技術の「Audi ultra(アウディウルトラ)」により、走りと燃費のさらなる向上を図るとともに、日本仕様車として初めて、ネットワーク接続機能の「Audi connect(アウディコネクト)」に対応することで、利便性を高めている。

ドイツ本国では、3ドアのA3と5ドアのA3スポーツバック、そして4ドアのA3セダンが用意されるが、日本ではスポーツバックのみの販売になる。ラインナップは、1.4リッター直4直噴ターボエンジンを搭載する「A3スポーツバック1.4 TFSI」と「A3スポーツバック1.4 TFSI with COD」、1.8リッター直4直噴ターボエンジン(180ps)搭載の「A3スポーツバック1.8 TFSIクワトロ」の3モデル。1.4リッターは前輪駆動、1.8リッターはフルタイム4WDのクワトロである。

 

ボディーサイズは、従来モデルより全長が35mm、ホイールベースが60mm拡大。徹底した軽量化により、車重は最大で60kg軽くなっているという。
ボディーサイズは、従来モデルより全長が35mm、ホイールベースが60mm拡大。徹底した軽量化により、車重は最大で60kg軽くなっているという。

アウディが新機能を満載した新型「A3」を発売の画像
「1.4TFSI」の1.4リッター直4ターボ。
「1.4TFSI」の1.4リッター直4ターボ。
トランスミッションはデュアルクラッチ式ATの「Sトロニック」。一部のグレードを除き、燃費向上に効果を発揮するコースティングモード付きアウディ ドライブセレクトも、標準装備される。(写真=アウディジャパン)
トランスミッションはデュアルクラッチ式ATの「Sトロニック」。一部のグレードを除き、燃費向上に効果を発揮するコースティングモード付きアウディ ドライブセレクトも、標準装備される。(写真=アウディジャパン)

■新たな低燃費化技術「COD」を採用

新型A3スポーツバックのボディーは、サイズが全長×全幅×全高=4325×1785×1435mmと、旧型に比べてわずかに拡大された。全長以上に長くなったのがホイールベースで、60mmプラスの2635mmに。そのぶんフロントオーバーハングが短くなり、よりスポーティーな雰囲気を強めている。ボディーは軽量化技術のアウディウルトラにより、ボンネットやフロントフェンダーにアルミパネルを用いたり、軽量なスチールを多用したりすることで軽量化を実現している。

フロントマスクは、最新版の「アウディ シングルフレームグリル」やLEDポジションランプを備えたヘッドライトにより、精悍(せいかん)さをアピールする。サイドビューでは、6ライトのウィンドウやボディーサイドの力強いラインが、ダイナミックな走りを予感させる。リアは横長のLEDテールライトがワイド&ローのフォルムを印象づける。

一方、インテリアは、センタークラスターをドライバー側に向けたスタイルを採用し、ドライバーとコックピットの一体感を高めている。水平基調のデザインのダッシュボードは、センターコンソールと離れ、浮き上がったようなデザインとすることで、エクステリア同様、ダイナミックな雰囲気をつくり上げている。丸型のエアベントはジェットエンジンをイメージしたもの。「MMI」と呼ばれるインフォテインメントシステムや電動パーキングブレーキの採用によって、すっきりとしたデザインのコックピットを実現したのも新型A3スポーツの特徴である。

パワートレインは、新開発のTFSI(=直噴ターボエンジン)を搭載する。1.4 TFSIは122ps版と140ps版が用意され、140ps版には低負荷時に2気筒で運転する気筒休止機構の「シリンダーオンデマンド(COD)」を採用。また、1.8 TFSIは、可変バルブリフト機構や、直噴とポート噴射の併用などにより、ハイパワーと低燃費、そして、低排出ガス性能を実現する。すべてのモデルに、デュアルクラッチトランスミッションの「Sトロニック」が搭載され、1.4 TFSIには7段が、1.8 TFSIには6段がそれぞれ組み合わされる。

JC08モード燃費は、1.4 TFSIが19.5km/リッター、1.4 TFSI with CODが20.0km/リッターで、ともにエコカー減税の対象。1.8 TFSIクワトロは14.8km/リッターとなっている。

サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、リアには4リンク(マルチリンク)を搭載。旧型同様、電動パワーステアリングを採用する。

 

MMIナビゲーションシステムの7インチ液晶ディスプレイ。
MMIナビゲーションシステムの7インチ液晶ディスプレイ。
MMIのコントローラー。ダイヤルの上部はタッチパッドとなっており、画面をコントロールしたり、文字入力したりすることができる。
MMIのコントローラー。ダイヤルの上部はタッチパッドとなっており、画面をコントロールしたり、文字入力したりすることができる。

■車内でインターネットが利用可能に

新たな取り組みとして、日本仕様車として初めて、ネットワーク接続機能の「アウディコネクト」を搭載したことも注目すべきポイントだ。オプションのMMIナビゲーションシステムを選ぶと、3Gのモバイルデータ通信により、常時、インターネットとの接続が可能となる。これにより、車内で最大8台のPCやタブレット端末などが接続可能なホットスポット機能を実現。また、ナビゲーションの地図表示を「Google Earth」に切り替えたり、ニュースや天気予報、駐車場、ガソリンスタンド情報といった情報をリアルタイムで取得したりすることができる。

そのほかにも、レーダーセンサーを用いたクルーズコントロールの「アダプティブ クルーズ コントロール」をオプションで用意。これを選んだ場合は、緊急自動ブレーキ機能の「アウディ ブレーキガード」を利用することができる。

価格は、1.4 TFSIが308万円、1.4 TFSI with CODが347万円、1.8 TFSIクワトロが393万円。1.4 TFSI with CODのみ11月の発売となる。また、11月にはA3スポーツバックの高性能版である「S3スポーツバック」も発売となる予定だ。こちらは544万円となる。

デザイン、パワートレイン、シャシー、そして、インフォテインメントのすべてが一新されたA3スポーツバック。いま注目の輸入Cセグメントハッチバック市場において、競争に拍車をかけるのは間違いない。

(文=生方 聡)
 

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

A3スポーツバックの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事 ホームへ戻る