BMWが「5シリーズ」をマイナーチェンジ

2013.09.17 自動車ニュース

「BMW 5シリーズ セダン」


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BMWが「5シリーズ」をマイナーチェンジ

BMWジャパンは2013年9月12日、「5シリーズ」にマイナーチェンジを実施し、販売を開始した。

「5シリーズ セダン」
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■安全内容を大幅に強化

今回の改良では、セダン、ツーリングにより立体的なデザインのキドニーグリルを採用するなど、エクステリアデザインを変更。グランツ―リスモでは、フロントバンパーのエアインテークの形状を一新したほか、よりシャープなデザインのリアコンビネーションランプ、リフレクターと連続したデザインのクロムストリップなどを採用した。
また「535i」(「535i xDriveツーリング」を含む)、「550i」「アクティブハイブリッド5」「M5」には、丸型4灯デザインをベースに、上下がカットされたライトリングを備えたアダプティブLEDヘッドライトを標準装備とした。

安全装備の強化も図っており、安全運転支援システムの「ドライビングアシスト」を全車に標準で採用した。このシステムは、ステレオカメラで車両の前方を監視し、警報や自動ブレーキなどで衝突事故の回避、被害軽減に寄与するというもの。衝突の危険性を感知した際にドライバーに警告を発する「前車接近警告機能」、追突が避けられない場合に自動ブレーキをかけて衝突を回避、もしくは被害の軽減を図る「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、車線の逸脱をドライバーに警告する「レーンディパーチャーウォーニング」の3つの機能によって構成されている。

フロントウィンドウに備えられた「ドライビングアシスト」のステレオカメラ。
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走行モードに応じて表示が変わるマルチディスプレイメーターパネル。
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タッチパネル付きの「iDriveコントローラー」。
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これに加え、535i(「xDriveツーリング」を含む)と550i、アクティブハイブリッド5には、センサーにミリ波レーダーを併用し、前走車追従機能付きの「アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)」を追加した「ドライビングアシストプラス」も標準装備。左右後方の車両や追い越し車線を急接近してくる車両の存在をドライバーに知らせる「レーンチェンジウォーニング」(「550iグランツーリスモ Mスポーツ」は非装備)や、衝突の危険性を検知した場合、フロントシートベルトのたるみを巻き取るなどして乗員の保護に努める「アクティブプロテクション」なども備えている。

このほかにも、528i、535i(「xDriveツーリング」含む)、550iには、「ドライビングパフォーマンスコントロール」の走行モードに応じて、表示のデザインが変化するマルチディスプレイメーターパネルを採用。全グレードで、ナビなどを操作する「iDriveコントローラー」に、指による文字入力や地図の拡大、縮小が可能なタッチパッドを装備した。

また、2013年8月に発表された新サービス「BMW SOSコール」と「BMWテレサービス」を新たに採用。事故にあった際には自動でコールセンターに接続し、救急や消防などの迅速な手配が可能となったほか、車両のメンテナンス履歴やバッテリー電圧の低下といった情報を担当ディーラーに通知することで、サービスの予約が簡単となり、より正確なメンテナンスを受けられるようになった。

「5シリーズ ツーリング」
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「5シリーズ グランツーリスモ」
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「M5」
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■グラツーリスモに4気筒エンジン搭載車が登場

今回の改良では、V8エンジンのラインナップを変更。550iセダン/ツーリングに、550iグランツーリスモと同じバルブトロニック搭載の4.4リッターV8ツインターボを採用した。これにより、最高出力は450ps(330kW)/5500rpm、最大トルクは66.3kgm(650Nm)/2000-4500rpmと、ともに従来モデルから約10%向上。550iセダンの0-100km/h加速は、これまでより0.4秒短い4.6秒となった。
環境性能にも配慮しており、効率的なドライブをサポートする「ECO PRO(エコプロ)」モード付きのドライビングパフォーマンスコントロールや、アイドリングストップ機構などを新たに採用。550iセダンでは、従来モデルより20%ほど燃費を改善した(JC08モード)。

一方グランツーリスモでは、最高出力245ps(180kW)/5000rpm、最大トルク35.7kgm(350Nm)/1250-4800rpmを発生する 2リッター4気筒ターボエンジンを搭載した「528i」を新たに設定。アイドリングストップ機構やブレーキエネルギー回生機構などとの組み合わせにより、12.7km/リッターの燃費を実現した(JC08モード)。

また「M5」には、新たに「コンペティションパッケージ」をオプション設定した。このパッケージはM5の動力性能をより高めるもので、最高出力は575ps(423kw)と、非装着車より15ps向上、0-100km/h加速は標準モデルより0.1秒短い4.2秒を実現している。
サスペンションはダンパーやスタビライザーの特性を変更した専用のセッティングとなっており、車高を10mmローダウンしている。電子制御式多板クラッチを用いた「アクティブMディファレンシャル」にも専用の設定を施しており、トラクション性能がさらに向上しているという。
このほかにも、ステアリングにはよりダイレクトなセッティングとした専用の「Mサーボトロニック」を採用。20インチの「Mライトアロイホイール・ダブルスポークスタイリング601M」や、ブラッククロム仕上げのデュアルエキゾーストテールパイプ、スポーツエキゾーストシステムなども装備している。

「5シリーズ セダン モダン」
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「5シリーズ ツーリング ラグジュアリー」
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「5シリーズ グランツーリスモ Mスポーツ」
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■選べる3つのバリエーション

ラインナップも強化しており、M5を除く全モデルに、内外装のデザインが異なる「モダン」「ラグジュアリー」の2つの仕様と、専用の外装パーツやサスペンションなどを装備した「Mスポーツ」を設定。またグランツーリスモでは、ラゲッジルームの容量を従来モデルより60リッター広い500リッターとするなど、利便性の向上も図っている。

ラインナップと価格は以下の通り。

・5シリーズ セダン:660万~1118万円
・5シリーズ ツーリング:693万~1151万円
・5シリーズ グランツーリスモ:748万~1196万円
・M5:1510万円

(webCG)
 

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