イタリア勢が“特別仕様”を続々発表【フランクフルトショー2013】

2013.09.17 自動車ニュース
「フェラーリ458スペチアーレ」
「フェラーリ458スペチアーレ」

【フランクフルトショー2013】イタリア勢が“特別仕様”を続々発表

完全なニューモデルの姿こそなかったが、イタリアンスポーツカーメーカーのブースでは、さまざまなスペシャルモデルが披露された。ここではフェラーリ、ランボルギーニ、マセラティの主役たちを紹介しよう。

4.5リッターV8エンジンは一気に605psまで高められた。
4.5リッターV8エンジンは一気に605psまで高められた。
 
イタリア勢が“特別仕様”を続々発表【フランクフルトショー2013】の画像
「ランボルギーニ・ガヤルド LP570-4 スクアドラ コルセ」
「ランボルギーニ・ガヤルド LP570-4 スクアドラ コルセ」
 
イタリア勢が“特別仕様”を続々発表【フランクフルトショー2013】の画像
「マセラティ・クアトロポルテ エルメネジルド ゼニア リミテッドエディション」
「マセラティ・クアトロポルテ エルメネジルド ゼニア リミテッドエディション」

■「フェラーリ458」が605psの「スペチアーレ」へ進化

フェラーリのブースでは、モンテゼーモロ会長のスピーチの後、ビデオが上映された。そして、館内にリッター当たり135ps、許容回転数9000rpmのレーシーなV8サウンドが轟(とどろ)いた。スポーツカーエンスージアスト向けに開発された新作「458スペチアーレ」は、「458イタリア」をベースにはしているものの、まったくのニューモデルである。「360チャレンジストラダーレ」や「430スクーデリア」とはレベルが異なる。458スペチアーレは、名前のごとく、スペチアーレな存在なのだ、とフェラーリは主張する。

4.5リッターV8直噴エンジンは、最高出力540ps/9000rpm、最大トルク55.1kgm(540Nm)/6000rpmから、いかなる魔法を使ったのか、最高出力のみ605psに高められた。
エアロダイナミクス面でのアグレッシブな向上も特筆事項で、超高速域になると、前後のフラップが開いてダウンフォースを最適化する。ボディーサイドの空力付加物にも注意。
最高速度325km/h、0-100km/h加速は3.4秒から3秒フラットに短縮、0-400m加速10.7秒、フィオラノのラップタイム1分23秒5。これらの数値の評価はともかく、フェラーリ神話を守るためには、ドライビングのスリルに特化したこうしたエクストリームなモデルが必要なのだ。

■「ガヤルド」がいよいよ最終進化形へ

「ランボルギーニ・ガヤルド」も発表からはや10年。ワンメイク用レース車両を公道用に仕立て直した2011年の「LP570-4 スーパートロフェオ ストラダーレ」に続くファイナル・エボルツィオーネ(?)がコレ、「LP570-4 スクアドラ コルセ」である。リアにそびえ立つカーボン製リアウイングはレースカーと同じで、強烈なダウンフォースを発生する。カーボン素材の導入で70kgの軽量化を達成しているのもレースカーと同様だ。

「スクアドラ コルセ」とは、ランボルギーニのレース活動を取り仕切る部署の名称。日本での価格は、3165万6450円。台数は不明ながら、限定生産になるという。

■ゼニアが内外装を仕立てた「クアトロポルテ」

2015年に年産5万台を目指す、という野心的な数字を掲げるマセラティは、「ギブリ」を放った直後ということもあって、新作の投入はSUVの「ラヴァンテ」までひと休みか。主役はEUのショーで初お目見えとなるギブリ、かと思いきや、「クアトロポルテ」の内外装を高級紳士服のエルメネジルド・ゼニアとのコラボレーションで仕立てたコンセプトカーを披露した。
530psの3.8リッターV8ターボを搭載する、最高速307km/hの「ゼニアを着た4ドアサルーン」。新型クアトロポルテは販売好調と伝えられる。その弟のギブリはこれからが正念場だ。

(文と写真=今尾直樹)

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