「水野和敏的視点」 vol.20「ダイハツ・ミラ イースX」vs「ホンダN BOX G・Lパッケージ」vs「フォルクスワーゲンup!」(後編)

2013.10.18 mobileCG
写真左から「ダイハツ・ミラ イース」「ホンダN BOX」「フォルクスワーゲンup!」。
写真左から「ダイハツ・ミラ イース」「ホンダN BOX」「フォルクスワーゲンup!」。

「水野和敏的視点」 vol.20「ダイハツ・ミラ イースX」vs「ホンダN BOX G・Lパッケージ」vs「フォルクスワーゲンup!」(後編)

R35型「日産GT-R」の生みの親であり、育ての親である水野氏が、クルマの本音を語り尽くす『mobileCG』の特集「水野和敏的視点」。今回は軽自動車の対決の後編。販売ナンバーワンの「ホンダN BOX」の、ナンバーワンたるゆえんを“ミスターGT-R”が徹底分析する。


「水野和敏的視点」 vol.20「ダイハツ・ミラ イースX」vs「ホンダN BOX G・Lパッケージ」vs「フォルクスワーゲンup!」(後編)の画像

「水野和敏的視点」 vol.20「ダイハツ・ミラ イースX」vs「ホンダN BOX G・Lパッケージ」vs「フォルクスワーゲンup!」(後編)の画像

「水野和敏的視点」 vol.20「ダイハツ・ミラ イースX」vs「ホンダN BOX G・Lパッケージ」vs「フォルクスワーゲンup!」(後編)の画像
フォルクスワーゲンblack up!
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=3545×1650×1495mm/ホイールベース:2420mm/車重:920kg/駆動方式:FF/エンジン:1リッター直3 DOHC 12バルブ/トランスミッション:5AT/最高出力:75ps/6200rpm/最大トルク:9.7kgm/3000-4000rpm/タイヤ:(前)185/50R16 (後)185/50R16/価格:199万円
フォルクスワーゲンblack up!
    ボディーサイズ:全長×全幅×全高=3545×1650×1495mm/ホイールベース:2420mm/車重:920kg/駆動方式:FF/エンジン:1リッター直3 DOHC 12バルブ/トランスミッション:5AT/最高出力:75ps/6200rpm/最大トルク:9.7kgm/3000-4000rpm/タイヤ:(前)185/50R16 (後)185/50R16/価格:199万円

■手抜きのない「up!」に好感

今回も引き続き、最新の軽自動車をじっくり見ていきましょう。今回の主役は「ホンダN BOX」です。みなさんご承知のとおり、N BOXシリーズの販売は絶好調で、2013年度の上半期(2013年4月~9月)の販売台数が11万155台に達し、軽四輪車の新車販売台数でナンバーワンを獲得しました。そのN BOXの試乗に移る前に、前回同様、まずは「フォルクスワーゲンup!」の走りをチェックしてみます。

up!は乗り心地がいいですね。そしてステアリングがけっこうクイック。ハンドルを回すとスッと曲がって、気持ちがいい。いわゆる「ゲインが高め」というヤツです。

とはいえ、フォルクスワーゲンの開発陣は、“キビキビ走る”ようにup!を専用にチューニングした、というのではなさそうです。up!は「フォルクスワーゲン・ゴルフ」よりふたまわりほど小さなクルマですが、バネやショックアブソーバーの、それぞれの特性を組み合わせる使い方は、ゴルフによく似ている。路面が多少荒れていても乱れず走る。頼りがいがあります。

おそらくup!は、ゴルフや「ポロ」と同じように各パーツをセットアップして乗り心地とハンドリングのバランスを取ったのでしょう。しかし、ゴルフやポロに比べてホイールベースが物理的に短いために、結果としてクイックなハンドリングになった――そんな気がします。

そしてup!は、ボディー剛性の高さが印象的です。試しにボンネットを開けてみましょう。
まず、がっしりとしたつくりのエンジンマウントが目に入ります。エンジンルームとキャビンを隔てるダッシュボード、つまりバルクヘッドには、ぜいたくに遮音材が使われている。ショックアブソーバーを取り付けるストラットハウジングは、ダッシュボードと一体に接がれて、言い換えれば「付け根合わせ」をしています。こうすると、フロント部分のボディー剛性がグンと上がるんですね。タイヤからの入力に対しての突き上げ剛性も向上するので、ハンドリングと乗り心地が共によくなる。単純で当たり前のことが、しっかりと実践されています。基本をよく考えています。

高いボディー剛性、上級車種並みのチューニング、そして遮音。up!は、サイズが小さいからといって手を抜くことなく、基本に忠実に、まじめにつくられたクルマです。(つづく)

※この記事はmobileCG会員限定です。
mobileCG有料会員に登録すると続きをお読みいただけます。

(語り=水野和敏/まとめ=青木禎之<Office Henschel>/写真=小林俊樹)

 【mobileCGへのアクセス方法】

◇スマートフォンをお使いの方◇

「QRコード」読み取り機能搭載機種をお持ちの方はこちらからアクセスできます。
「mobileCG」「webCG」を検索いただいてもアクセスできます。

http://www.webcg.net

 

◇従来のケータイ版「mobileCG」はこちらから◇

「QRコード」からアクセスできます。

docomo:iMENU→メニュー/検索 → 趣味/娯楽 → クルマ/バイク → カーグラフィック
au:EZトップメニュー → カテゴリで探す → スポーツ・レジャー → 車・バイク→モバイルカーグラフィック
SoftBank:Yahoo!ケータイ → メニューリスト → 趣味・レジャー → クルマ・バイク → カーグラフィック

 

あなたにおすすめの記事
新着記事
  • トヨタ・アクア/アクア クロスオーバー NEW

    トヨタ・アクア/アクア クロスオーバー

    2017.6.23画像・写真
    モデルライフ半ばのマイナーチェンジで、内外装のデザインやパワーユニット、足まわりなどに手が加えられた「トヨタ・アクア」。全5グレードの中から、「アクア クロスオーバー」と「アクアG」の姿を写真で紹介する。
  • CAR LIFE with Dyson NEW

    CAR LIFE with Dyson

    2017.6.23CAR LIFE with Dyson <PR>
    モータージャーナリストの藤島知子さんとwebCG編集部員が愛車を徹底的に掃除する!ダイソンが2017年5月に発売したコードレス・ハンディークリーナー、Dyson V6 Car + Boat Extraの実力やいかに?
  • Dyson V6 Car + Boat Extra vol.4 NEW

    Dyson V6 Car + Boat Extra vol.4

    2017.6.23CAR LIFE with Dyson <PR>
    webCG編集部内において、いつの間にやらすっかり少数派となった独身男子。数少ない“生き残り”のひとりである編集ほったが、「Dyson V6 Car + Boat Extra」とともにマイカーである「ダッジ・バイパー」の清掃に臨む。
  • Dyson V6 Car + Boat Extra vol.3 NEW

    Dyson V6 Car + Boat Extra vol.3

    2017.6.23CAR LIFE with Dyson <PR>
    「Dyson V6 Car + Boat Extra」の吸引力を確かめるべく、家族5人、2泊3日のキャンプを行った後に掃除を行った。想像以上のコードレス掃除機体験やいかに。webCG編集部きってのキャンプ名人、折戸がリポートする。
  • Dyson V6 Car + Boat Extra vol.2 NEW

    Dyson V6 Car + Boat Extra vol.2

    2017.6.23CAR LIFE with Dyson <PR>
    楽しい家族ドライブ。しかしその後には、菓子の食べこぼしに、土、砂、ホコリと、車内の掃除が待っている。「Dyson V6 Car + Boat Extra」があれば車内清掃も楽しくなる? webCG編集部のSAGがリポートする。
  • Dyson V6 Car + Boat Extra vol.1 NEW

    Dyson V6 Car + Boat Extra vol.1

    2017.6.23CAR LIFE with Dyson <PR>
    モータージャーナリストの藤島知子さんは、取材で東奔西走する毎日を過ごしている。愛車の「アウディS1」は休む間もなく走り回り、本格的に掃除をする時間がなかなかとれないのが悩みだそうだ。わかりました、それでは今日は「Dyson V6 Car + Boat Extra」で、徹底的にS1をきれいにしてあげてください!