第12回:ハンディ3の驚愕のスーパーエンジニアの金言
クルマ作りをゴルフに例えてみると!?

2013.11.01 エッセイ

社会人デビューでハンディ3って……アリ?

いやビックリもビックリ! 久々、目からウロコが落ちた気がしましたよ。そう、新型「トヨタ・カローラ」の開発を担当した中村 寛主査だ。サワヤカ笑顔のマジメかつ根アカなタイプで、今回カローラに初めてハイブリッドを載せて受注約2万台ってヒットを飛ばし、同時に若干カローラの欠点でもあった走りや全体の質感をしっかり上げた、派手じゃないけどちゃんとした仕事ぶりが印象的なエンジニアなんだけど、雑談しててビックリ。

「趣味はゴルフ。ハンディは3です」

なぬ~! さ、さんだと~!? こればかりはゴルフ好きにしか分からないかもしれないけど、もともとの運動神経や体格以上に、日頃の鍛錬や経験、メンタルが左右するゴルフというスポーツにおいてハンディキャップ3ってのは生半可じゃない異様な数値だ。ゴルフが上手なエンジニアは多いが、コンスタントにスコア80台ぐらいがいい方で、いわゆるハンディ1桁のシングルプレーヤーで、さらに5以下の「片手シングル」となるとまさにアマチュアゴルファーの夢!

そういう人は大抵自営業でヒマも余裕もあるとか、もともと日大ゴルフ部在籍のセミプロ級とかそんなんばかりだが、中村さんはサラリーマンになってそれまでの趣味をすべてやめてゴルフに打ち込んだ社会人デビュー型。
要は「バイトしながら大検受けて東大受かっちゃった」とか「サラリーマンでアメリカ行かずにMBA取って会社立ち上げちゃった」とかその手の奇跡の人系。他社の広報マンやエンジニアに聞いても「え? マジ?」「信じられない」の連発。

でまあ、うまくなるコツを聞いてみるとこれが勉強になるんですわ、時間の使い方や人生の考え方の。

「トヨタ・カローラ」の開発を担当した中村 寛(ひろし)さん。仕事はもちろん、ゴルフの方も「ハンディキャップ3」と、まさに黒帯級のウデの持ち主なのだ。
「トヨタ・カローラ」の開発を担当した中村 寛(ひろし)さん。仕事はもちろん、ゴルフの方も「ハンディキャップ3」と、まさに黒帯級のウデの持ち主なのだ。
2013年8月に登場した「トヨタ・カローラ ハイブリッド」。単にハイブリッドシステムを積んだというだけではなく、足まわりのセッティングや防・遮音材の配置も見直している。
2013年8月に登場した「トヨタ・カローラ ハイブリッド」。単にハイブリッドシステムを積んだというだけではなく、足まわりのセッティングや防・遮音材の配置も見直している。
カローラのハイブリッドモデルは、セダンの「アクシオ」に2グレード、ワゴンの「フィールダー」に3グレードの、全5グレードがラインナップされる。写真は「アクシオ」に設定される上級グレードの「ハイブリッドG」。
カローラのハイブリッドモデルは、セダンの「アクシオ」に2グレード、ワゴンの「フィールダー」に3グレードの、全5グレードがラインナップされる。写真は「アクシオ」に設定される上級グレードの「ハイブリッドG」。

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小沢 コージ

小沢 コージ

神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 ホームページ:『小沢コージでDON!』

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