トヨタが“本気”の「FCVコンセプト」を披露【東京モーターショー2013】

2013.11.05 自動車ニュース
「トヨタFCVコンセプト」

【東京モーターショー2013】トヨタが“本気”の「FCVコンセプト」を披露

トヨタ自動車は2013年11月5日、第43回東京モーターショー2013(会期:2013年11月20日~12月1日)で公開する燃料電池車のコンセプトカー「トヨタFCVコンセプト」の概要を発表した。

■2015年の市販を目指す

2013年に入り、世界の主要な自動車メーカーは、燃料電池自動車(FCV)の実用化に向けて大きく動き出した。グローバルな合従連衡が進展し、日産-ダイムラー-フォード連合は2017年、ホンダ-GMは2020年ごろにFCVを実用化すると宣言する一方、トヨタは単独(BMWとは基幹技術を供与する関係)で2015年の市販を目指している。その予告編ともいえるのが「トヨタFCVコンセプト」である。

今回の東京モーターショーでは、外形デザインの展示にとどまることなく、燃料電池車のベアシャシーを用いた技術展示も行う予定。「トヨタのFCVに掛ける本気度や、燃料電池(FC)技術の完成度の高さを示したい」(開発担当者談)と力がこもっている。

■ファン・トゥ・ドライブも自慢のひとつ

車両開発のキーワードは「H2 Pioneer for the next Century」。次の100年向け、水素エネルギー社会実現の先駆者となるクルマを目指した。その見どころは次の3点。(1)小型かつ高効率な新開発の燃料電池システム、(2)実用的なセダンパッケージ、(3)ひと目でFCVとわかる先進的なエクステリアデザイン。

具体的には、新型FCスタックは現行の「トヨタFCHV-adv」に搭載されるスタックと比べて、出力密度が2倍以上の3kW/リッターに達し、出力は100kW以上を実現したという。500km以上の実用走行可能距離をほこるばかりか、水素の充てんがわずか3分で済むなど、ガソリン車と同等の使い勝手を確保したのが自慢だ。
加えて、高容量の外部給電機能を持ち、その容量は一般家庭の約1週間分に相当するという。

走りのよさもFCVコンセプトのセリングポイントのひとつ。モーターならではの高いレスポンスや、トルクに満ちた加速が体感できるばかりか、FCシステムを床下搭載としたことによる低重心化や前後バランスの良さのおかげで、運転して楽しいハンドリングが備わっているとのことだ。

■エクステリアのモチーフは「双胴船」

エクステリアデザインは、カタマラン(双胴船)をモチーフとした独自のデザイン様式を採用した。FCVならではの大容量発電の力強さと、先端環境技術のスマートなイメージを同時に表現したという。
ボディー寸法は全長4870×全幅1810×全高1535mmでホイールベースは2780mm。現行4ドアセダンでいうと「カムリ」に近いサイズである。

(webCG)

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。