電気で走るBMW、「i3」と「i8」がデビュー

2013.11.13 自動車ニュース
「BMW i3」(手前)と「i8」(奥)。
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電気で走るBMW、「i3」と「i8」がデビュー

BMWジャパンは2013年11月13日、「BMW i3」と「BMW i8」を発表し、予約受付を開始した。納車は、i3 が2014年4月5日から、i8が2014年夏以降を予定している。

「i3」
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「i8」
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■開発や設計の段階から「持続可能なモビリティー」を追求

i3とi8は、次世代モビリティーを提案するBMWの新しいサブブランド「BMW i」からリリースされる初のモデルであり、生産用の電力を風力や水力でまかなうなど、製品そのものだけでなく設計や開発、企画、生産の段階でも、環境負荷の低減を追及しているという。

両モデルとも、車体構造には、総アルミニウム製のシャシー(ドライブモジュール)と炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製のキャビン(ライフモジュール)を組み合わせた「LifeDrive(ライフドライブ)構造」を採用。スチールより軽いカーボンやアルミなどを採用することで、i3では重い駆動用バッテリーを搭載しながら1260kgという車両重量を実現している。

■全長約4mのコンパクトな電気自動車――i3

i3は大都市圏向けの電気自動車として設計された、コンパクトな4人乗りモデルである。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4010×1775×1550mm、ホイールベース2570mmというもので、日本の機械式駐車場の利用が可能。ドアには左右とも観音開き式を採用している。

パワーユニットは最高出力170ps(125kW)、最大トルク25.5kgm(250Nm)の電動モーターで、0-100km/h加速は7.2秒という動力性能を実現している。
またバッテリーには22kWhのリチウムイオン電池を搭載しており、一回の充電で約130-160kmの走行が可能。走行モードで「ECO PRO(エコプロ)モード」を選択すれば約180km、「ECO PRO+(エコプロ プラス)モード」を選べば約200kmまで航続距離をのばすことができるという(実用走行を想定したBMW社内基準)。
また、発電用に0.65リッターの2気筒ガソリンエンジンを搭載した「i3レンジエクステンダー装備車」もラインナップ。こちらの航続距離は約300kmとなっている。

充電は満充電までに7~8時間(200V/15A)を要する普通充電に加え、日本仕様はCHAdeMO規格の急速充電にも対応。30分で約80%の状態までバッテリーを充電することができる。

装備については、自動ブレーキなどの安全運転支援システムがセットとなった「ドライビングアシスト・プラス」やパーキングアシスト機能、車載の通信モジュールを使ったテレマティクスサービス「BMW i コネクテッドドライブ・スタンダード」などを標準で採用。現在地周辺の充電ステーション検索機能や、スマートフォンで自車の充電状況を確認できるアプリなども用意している。

「i8」
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■プラグインハイブリッドシステム搭載のスポーツモデル――i8

i8は、2+2の車内レイアウトを持つ、スポーツタイプのプラグインハイブリッド車である。

パワーユニットは最高出力231ps(170kW)、最大トルク32.6kgm(320Nm)の1.5リッター3気筒ターボエンジンと、定格出力131ps(96kW)、最大トルク25.5kgm(250Nm)の電動モーターの組み合わせで、車両全体で362ps(266kW)、58.1kgm(570Nm)のアウトプットを発生。0-100km/h加速が4.4秒という動力性能と、2.5リッター/100km(約40km/リッター、EUテストサイクル)の燃費性能を実現している。

また、電動モーターとバッテリーの電力のみで最高速120km/h、走行距離35kmの走行が可能。運動性能と効率性のバランスを最適化する「コンフォートモード」による走行では、満充電、満タン状態から500km以上の距離を走ることができる。

 

i3とi8のラインナップと価格は以下の通り。
・i3:499万円
・i3レンジエクステンダー装着車:546万円
・i8:1917万円
(消費税8%含む)

販売は、大都市圏を中心とした全国46店舗の「BMW i」取扱店で行われる。アフターサービスは全国のBMWディーラーで対応するとしている。

(webCG)
 

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