MINI、3代目となる新型を世界初公開【東京モーターショー2013】

2013.11.21 自動車ニュース
MINIブースにおける、新型「MINIクーパー」。
MINIブースにおける、新型「MINIクーパー」。

【東京モーターショー2013】MINI、3代目となる新型を世界初公開

「東京モーターショー2013」のMINIブースにおいて、新型のMINIが世界初公開された。


MINI、3代目となる新型を世界初公開【東京モーターショー2013】の画像
インテリアの様子。速度計や回転計はセンターコンソール部ではなく、ステアリングホイール奥に配される。
インテリアの様子。速度計や回転計はセンターコンソール部ではなく、ステアリングホイール奥に配される。
「MINIクーパー」
「MINIクーパー」

■さらにビッグなったミニ

うわさされていた“3代目”が東京でベールを脱いだ。
なんにも変わらなかった……、というのが大方の正直な感想だったのではないか。ちょっと太った? ぐらいの違和感はあるかもしれない。

思えば、BMW傘下で開発された新生MINIの登場が2001年のこと。爆発的人気を誇ったのに、わずか5年後の2006年には2代目に生まれ変わった。初代は作りが凝りすぎていてもうからないことが判明、世代交代が急がれた、といわれる。今度はドイツメーカーの例にならって、きっちり7年でモデルチェンジ。3代目MINIの最大の眼目はなんだったのか?

アップデート、という言葉に尽きる。ミニはミニでなければ意味がない。丸形ヘッドランプだったり、フローティングルーフだったり……そのデザイン文法を守りながら、最新の法規やら技術の進歩やら流行やらトレンドやら常識の変化やらに合わせたのが新型MINIである。本当はモデルチェンジなんぞ必要ない。「アレック・イシゴニスのMiniこそミニだ」という頑固者もいるに違いない。けれど、MiniをMINIとして存続するためには、だからこそモデルチェンジが必要なのだ! という言い方もできる。

全長は98mm、全幅44mm、全高は7mmだけ大きくなった。ホイールベースは28mm長くなった。おかげで居住空間もラゲッジスペースも広くなった。ちょいデカ・ミニになった。顔が間延びしたのは、歩行者保護の要件を満たすためだ。最新の諸々の装備やら法規やらを鑑みて、この大きさとこのデザインになった、ということだ。

「MINIクーパーS」
「MINIクーパーS」
「MINIクーパーS」の2リッター直4ターボエンジン。ボンネットはこれまでのモデルと同様、ヘッドランプを残して開く。
「MINIクーパーS」の2リッター直4ターボエンジン。ボンネットはこれまでのモデルと同様、ヘッドランプを残して開く。
シフトレバー周辺のデザインは、ご覧の通り。
シフトレバー周辺のデザインは、ご覧の通り。

MINI、3代目となる新型を世界初公開【東京モーターショー2013】の画像

■機関面も大幅変更

乗ればあいかわらずゴーカートライクなファン・トゥ・ドライブである、とメーカーは主張している。これまでだって、その主張は正しかった。今度もそうであるに違いない。エンジンは一新された。ハイパフォーマンスモデル「クーパーS」用には、なんと2リッター直4ターボが用意される。最高出力192psを4700-6000rpmで発生する。最大トルクは1250rpmで29.6kgm、ハイブースト時には30.6kgmを生み出し、0-100km/hに6段マニュアルなら6.8秒で、6段ATでなら6.7秒で到達する。その一方で、燃費はMTで15.8km/リッター、ATでは17.6km/リッターという優秀な値を主張する。もちろん、走り方にもよるでしょうけれど。
「クーパー」用には136psの1.5リッター3気筒ターボが開発された。こちらも、0-100km/h加速7.8秒(6AT)と十分速い。その上、低燃費である。

足まわりは一新された。電子制御式可変ダンパーの設定もある。電動パワステも新しい。ブレーキング機能付き衝突警告やら、最新のインフォテインメントシステムやらも用意されている。時代にあわせた進化が図られているのだ。とはいえ、「MINIクロスオーバー」が加わったことで、MINIファミリーには明らかにMINIじゃないクルマも紛れ込んできている。時代にあわせるつもりが流されているのか? それとも、まだまだMINI王国は発展するのか? 3代目に継承されたMINIワールドよ、どこへ行く? 読者諸兄よ、東京ビッグサイトで次のMINIを目撃せよ!

(文=今尾直樹/写真=webCG)

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