ダイハツFC 凸 DECK:ここでしか見られない度ナンバーワン!

2013.11.22 コレはゼッタイ!
ダイハツFC 凸 DECK(エフシー デコ デッキ)
ダイハツFC 凸 DECK(エフシー デコ デッキ)

ダイハツFC 凸 DECK:ここでしか見られない度ナンバーワン!

市販化の可能性が低いコンセプトモデルこそ、ゼッタイ見ておくべき。「FC 凸 DECK」は最近のショーでは珍しい理念先行型だが、“もっと軽にできること”を真剣に追求した燃料電池カーだった。

■キワモノのようで、中身はマジメ

ほんの10年ちょっと前、モーターショーは今みたいに優等生的じゃなかった。キワモノじみたコンセプトカーが出展されて、目を白黒させられたものである。1999年には、“クラブ感覚のインテリア”をアピールしたモデルがあった。ステアリングホイールはDJブースのターンテーブルをイメージしたもので、リアシートはセミスタンディング方式だった。2001年には、“和の空間”をテーマにしてフロアを畳敷きにしたクルマが来場者を驚かせた。

最近は、コンセプトカーでもほとんどそのまま市販されそうなものが多い。近い将来に購入できるかもしれないモデルを見られるのはありがたいけれど、“これぞ未来”というカタチが見られないのは寂しい気がしていた。しかし、あったのだ、突拍子もないコンセプトカーが。そもそも、車名からして読めない(「エフシー デコ デッキ」と読むらしい)。

板状の機関部に立方体の運転席を載せただけのフォルムはシンプルの極みで、子供が遊びで作ったようにも見える。ところが、中身はすこぶるマジメだ。ダイハツオリジナルの「貴金属フリー液体燃料電池」はボトル式で扱いやすく低コスト。コンパクトだからボディーは軽規格にきっちり収まる。資源小国ニッポンにとっては夢のような話だが、このまま市販化されることはありそうにない。路上で見られる可能性は限りなく低いのだから、現地で見ておかなくては。

(文=鈴木真人/写真=峰 昌宏)
 

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