中国製フィアット第2弾は「オッティモ」

2013.12.02 自動車ニュース
GACフィアットの中国生産モデル第2弾「オッティモ」。先に発表されたセダンの「ビアッジオ」をベースとしている。
GACフィアットの中国生産モデル第2弾「オッティモ」。先に発表されたセダンの「ビアッジオ」をベースとしている。

中国製フィアット第2弾は「オッティモ」

伊フィアットと中国・広州汽車の合弁会社であるGACフィアットは、2013年11月21日に報道公開された広州モーターショーで、新型車「Ottimo(オッティモ)」を発表した。販売開始は2014年上半期を予定している。

 

「オッティモ」は見る者に軽快かつ精悍(せいかん)な印象を与える。
「オッティモ」は見る者に軽快かつ精悍(せいかん)な印象を与える。

中国製フィアット第2弾は「オッティモ」の画像

今回公開された「オッティモ」は、GACフィアットにとって2番目の中国現地生産モデルである。ちなみにオッティモとは、イタリア語で「優れている」を示す。学校では優秀な生徒の成績表に「ottimo」の6文字が並ぶ。

ベースとなるのは、2012年の北京ショーで発表された「ビアッジオ(イタリア語で旅の意味)」で、ホイールベースも共通の2708mmであるが、ビアッジオが3ボックスであるのに対し、オッティモはハッチバック型を採用している。
参考までに、オッティモ/ビアッジオのプラットフォームは、「アルファ・ロメオ ジュリエッタ」や「ダッジ・ダート」と共通のものだ。

フィアットのデザイン部門を統括するロベルト・ジョリートは、記者発表の席上で「オッティモは、シャープなフロント、繊細なサイドライン、そして最大限に満たされたリアプロファイルをもち、イタリア製スポーツカーのデザインとエレガントなスタイルを兼ね備えている。ライバルにはないユニークなハッチバックを中国の顧客に提供する」と説明した。
またGACフィアットの幹部は、「オッティモは、若い顧客を満足させるだけでなく、情熱的なエリートにとっても最適な選択になる」と定義した。

目下中国では、プレミアムカーはすなわち3ボックス型である。3ボックスが極めてマイナーな西欧諸国とは対照的な市場環境だ。GACフィアットは、英語で「The life is beautiful」を示す「La vita e bella」を合言葉に、中国市場に展開を図っていくという。

かつて日本の輸入車市場でもそうであったように、ドイツ系合弁ブランドが幅を利かせる中国市場で、変わったものを求める層を対象にイタリア車がどこまで風穴を開け、ユーザーから「ottimo!」と称賛されるかが興味深い。

(文=大矢アキオ<Akio Lorenzo OYA>/写真=GAC FIAT)

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