新型「シボレー・コルベット」が日本に上陸

2013.12.04 自動車ニュース
新型「シボレー・コルベット」と、ゼネラルモーターズ・ジャパン代表取締役社長の石井澄人氏(左)、同社セールスマーケティングディレクターのグレッグ・セデウィッツ氏(右)。
新型「シボレー・コルベット」と、ゼネラルモーターズ・ジャパン代表取締役社長の石井澄人氏(左)、同社セールスマーケティングディレクターのグレッグ・セデウィッツ氏(右)。

GMジャパン、7代目となる新型「シボレー・コルベット」を発表

ゼネラルモーターズ・ジャパンは2013年12月4日、フルモデルチェンジを受けた新型「シボレー・コルベット」を発表した。

シボレー・コルベットは、初代が1953年に誕生した、GMを代表するスポーツモデルである。新型は7代目のモデルに当たり、2013年のデトロイトショーで世界初公開され、今回、日本への導入が発表された。

 
新型「シボレー・コルベット」が日本に上陸の画像
 
新型「シボレー・コルベット」が日本に上陸の画像
 
新型「シボレー・コルベット」が日本に上陸の画像

■伝統のV8 OHVエンジンを継承

新型コルベットは、フレーム構造やシャシー、パワートレイン、内外装デザインなど、すべてが従来モデルから一新されている。

エンジンは直接燃料噴射システムや無段階可変バルブタイミング機構などを備えた新開発の「LT1」型6.2リッターV8 OHVで、「ベースグレード」では460ps、63.6kgm、高性能モデルの「Z51」では466ps、64.2kgmというアウトプットを発生。Z51は0-60mph(0-96km/h)加速が3.8秒という動力性能を発揮する。また環境性能にも配慮しており、クルージング走行時など、エンジン負荷の小さいシーンでは4気筒を休止するアクティブフューエルマネジメントシステムを採用。450psクラスの高性能スポーツモデルの中では、トップクラスの低燃費を実現しているという。

これに組み合わされるトランスミッションは、新開発の7段MTと、6段ATの2種類。前者にはダウンシフト時に自動でエンジン回転数を合わせるアクティブ・レブマッチング機能を採用している。

走りに関する装備も充実しており、「ウェザー」「エコ」「ツアー」「スポーツ」「トラック」の5つの走行モードを備えた「ドライバーモード・セレクター」や、タイヤの温度に応じてABSなどの利きを制御する「タイヤ温度検知システム」などを採用している。

 
新型「シボレー・コルベット」が日本に上陸の画像
 
新型「シボレー・コルベット」が日本に上陸の画像
 
新型「シボレー・コルベット」が日本に上陸の画像

■軽量化のためにフレームをアルミ化

車体についても従来モデルから大幅に変更しており、フレームの素材には新たに押し出しアルミ材を採用することで、スチール製だった従来モデルより約45kgの軽量化と57%の剛性向上を果たしている。さらに、ボンネットや脱着式のルーフパネルにカーボンファイバーを用いることで約7kg、フェンダーやドア、リアクオーターパネルに低密度コンポジットパネルを用いることで約5kg、カーボン・ナノコンポジット製アンダーボディーパネルの採用により約4kgの軽量化を実現。車両重量の軽減とともに、FR車としては理想的とされる50:50の前後重量配分を実現している。

サスペンションは前後ともダブルウィッシュボーン式で、ベースグレードには35mmピストンの、Z51には45mmピストンのビルシュタイン製ダンパーを装備。磁性流体ダンパーの「マグネティック・ライドコントロール(磁性流体減衰力制御システム)」や電子制御LSDなどを装備したZ51では、コーナリング時の最大横Gは1Gを超えるという。

ブレーキは全車ブレンボ製で、前後とも固定式の4ピストンキャリパーを装備。ベースグレードには、フロントに320mm径、リアに338mm径のローターを採用しており、制動距離を従来モデルから9%短縮しているという。一方、Z51にはフロントに345mm径のスリット付きローターを採用。先代の高性能モデル「グランスポーツ」より制動距離を5%縮めている。

 
新型「シボレー・コルベット」が日本に上陸の画像
 
新型「シボレー・コルベット」が日本に上陸の画像
 
新型「シボレー・コルベット」が日本に上陸の画像

■エアロダイナミクスを徹底追及

エクステリアは、ロングノーズに天地の低いグリーンハウスというコルベット伝統のスタイリングを継承しながら、各所に従来モデルよりシャープなデザインを採用。ヘッドランプはHID式、テールランプはLEDの光をリフレクターに当てることで均一な明るさを生み出す間接LED式で、ウインカーやバックアップランプもLEDとなっている。

また、フロントのリフトを抑えるために新形状のグリルとラジエーター、エンジンフードベントを採用するなど、エアロダイナミクス性能を追求。フロントフェンダーにはエンジンルーム内の空気を排出するサイドアウトレットが備えられている。リアまわりでは、リアサイドウィンドウの左側にトランスミッションクーラー用の、右側に電子制御LSD(Z51のみ)冷却用のインテークを装備。ここから取り入れられた空気は、テールランプのベントとリアフェイシア下部のアウトレットから排出される。このほかにも、Z51にはブレーキ冷却用ダクトや専用のリアスポイラーとディフレクターも採用している。

一方、アルミやカーボンファイバー素材を各所に取り入れたインテリアには、ジェット戦闘機に着想を得たという「ラップラウンド・コクピット」を採用。また、ダイレクトな操作感を得るために、360mmの小径ステアリングホイールを装備している。

シートは、快適性も重視したオールラウンドタイプの「GTシート」とサイドサポートを高めた「コンペティション・スポーツシート」の2種類を用意。いずれもフレームにはマグネシウム材を採用している。

ラインナップと価格は以下の通り。
・シボレー・コルベット クーペ(7MT):918万2000円
・シボレー・コルベット クーペZ51(7MT):1088万2000円
・シボレー・コルベット クーペ(6AT):929万円
・シボレー・コルベット クーペZ51(6AT):1099万円
・シボレー・コルベット コンバーチブル(6AT):989万円
・シボレー・コルベット コンバーチブルZ51(6AT):1159万円
※8%消費税込み価格。

発売はクーペが2014年4月12日、コンバーチブルは2014年5月24日を予定。

(webCG)
 

あなたにおすすめの記事
関連記事
  • シボレー・コルベット グランスポーツ クーペ(FR/8AT)【試乗記】 2017.3.10 試乗記 7代目となる「シボレー・コルベット」に、シャシー性能を追求した「グランスポーツ」が登場。往年のレーシングカーの名を冠した高性能グレードは、“フロントエンジン・リアドライブをきわめた”と評すべき走りをかなえていた。
  • トヨタ・カムリG“レザーパッケージ”(FF/CVT)/カムリG(FF/CVT)【試乗記】 2017.7.27 試乗記 世界100カ国以上で販売されているトヨタ伝統のセダン「カムリ」がフルモデルチェンジ。新世代のプラットフォームや新開発エンジンを投入し「ゼロからすべてを見直した」という10代目の走り、そして乗り心地を報告する。
  • メルセデス・ベンツE400 4MATICクーペ スポーツ(4WD/9AT)【試乗記】 2017.8.3 試乗記 スリーポインテッドスターにとって最新の2ドアモデルである、新型「メルセデス・ベンツEクラス クーペ」。代々受け継がれてきた伝統のピラーレスハードトップがもたらす開放感に浸りながら、メルセデス自慢の先進装備の出来栄えを試した。
  • ホンダS660 αブルーノレザーエディション(MR/6MT)【試乗記】 2017.7.31 試乗記 専用ボディーカラーや特別な内装をまとった、「ホンダS660」の特別仕様車「ブルーノレザーエディション」に試乗。その“大人向け”の魅力を堪能しつつ、オープンエアドライブの楽しさをあらためて確認した。
  • 第53回:カーマニア、堕落の選択 2017.8.8 カーマニア人間国宝への道 清水草一の話題の連載。第53回は「カーマニア、堕落の選択」。5年後に還暦を迎える筆者が、次なる“牛丼車”として狙いを定めたのは、「BMW 320d」。その、安全性能は十分か否か? 「3シリーズ」の自動ブレーキとACCの進化の変遷に迫る。
ホームへ戻る