「水野和敏的視点」 vol.28 「アバルト・プント スーパースポーツ」

2013.12.13 mobileCG
 

「水野和敏的視点」 vol.28 「アバルト・プント スーパースポーツ」

R35型「日産GT-R」の生みの親であり、育ての親である水野氏が、クルマの本音を語り尽くす特集「水野和敏的視点」。前回の「スバルBRZ tS」に続き、今回もテーマは「スポーツ」。日独(英?)伊のホットハッチ3台に試乗する。まずは、「アバルト・プント」の高性能版「スーパースポーツ」から。ミスターGT-Rは何思う?

 
 
 
 
アバルト・プント スーパースポーツ
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4080×1720×1490mm/ホイールベース:2510mm/車重:1260kg/駆動方式:FF/エンジン:1.4リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ/トランスミッション:6段MT/最高出力:180ps/5750rpm/最大トルク:27.5kgm/2500rpm/タイヤ:(前)215/45R17/(後)215/45R17/価格:309万円

■ドライバーをその気にさせる!

「スポーツ」をキーワードに、日本、ドイツ、イタリアのスポーツモデルを見ていく「水野和敏的視点」。今回は、イタリアのホットモデル「アバルト・プント スーパースポーツ」(6MT:309万円)です。

プント スーパースポーツは往年のアバルト同様、イタリアの大衆ハッチに手を入れたモデルで、1.4リッターターボの最高出力は、ノーマルプントの163psから180psへとアップ。最大トルクも、25.5kgmから27.5kgmへと太らされています。
ボディーカラーは、「グリージョ・カンポヴォーロ」と呼ばれる地味派手なグレー。ボンネットからルーフにかけて走るストライプは、WRC(世界ラリー選手権)で活躍した「124スパイダー」にちなんだものだとか。「124スパイダーは、2シータースポーツでは?」などと、やぼなことは言いっこなし。マット塗装のブラックホイールと併せ、なかなか粋じゃありませんか!

ドアを開けると、「うわぁ、おもしれぇ!」と、思わず声がでます。シートやシフトレバーのブーツに、赤と黄色、二重のステッチが施されています。いわずもがな、ですが、アバルトのエンブレムとコーディネートしているんですね。こういう色の使い方って、なかなかできるもんじゃありません。

さらに同じカラーが、メーター内にも反復されます。これなら、乗っていて飽きないでしょう。見た瞬間、座った瞬間、走りだした瞬間から、ドライバーをその気にさせる。楽しませる。それも、スポーツモデルの立派な性能です。(つづく)

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(語り=水野和敏/まとめ=青木禎之<Office Henschel>/写真=小林俊樹)

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