第327回:クルマに関心のない家族のクルマ物語、アゲイン!

2013.12.20 エッセイ

ある日、女房の家での風景

先月、日本に滞在していたときのことである。
ある日、女房・大矢麻里の実家では、彼女と3歳年上の義姉が大掃除を始めた。青春時代に収集した、膨大な枚数のLPレコードを見つけた彼女たちは、買い取り専門業者にその値段を聞いたところ、ほとんど無価値であることがわかって、落胆していた。

しかし、レコードジャケットの間から、「郷ひろみコンサートチケット」といったものが出てくるたび、「キャー!キャー!」と少女のごとく盛り上がっている。
それだけならいいのだが、二人から「大矢君(ボクは彼女たちからそう呼ばれている)も、ヒロミ・ゴーのように、60歳をピークに設定して鍛えないと!」などと、いわれなきとばっちりが回ってくる。それを聞いて、畳の上で「お嫁サンバ!」と叫びながら踊ってしまう自分が、さらに悲しくなった。

女房の実家にあった、郷ひろみのソノシート。
1968年、女房の実家における初期の自家用車「スバル360」。写っているのは義姉(当時8歳)。
1969年、女房の七五三の日。
女房の実家の自動車遍歴は続く。2代目「トヨタ・コロナ」。

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大矢 アキオ

大矢 アキオ

コラムニスト。国立音楽大学ヴァイオリン専攻卒にして、二玄社『SUPER CG』元編集記者、そしてイタリア在住20年という脈絡なき人生を歩んできたものの、それだけにあちこちに顔が広い。今日、日本を代表するイタリア文化コメンテーター。10年以上にわたるNHK『ラジオ深夜便』リポーター、FM横浜『ザ・モーターウィークリー』季節ゲストをはじめラジオでも活躍中。『Hotするイタリア』『イタリア発シアワセの秘密 ― 笑って! 愛して! トスカーナの平日』(ともに二玄社)、『カンティーナを巡る冒険旅行』『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(ともに光人社)、電子書籍『イタリア式クルマ生活術』(NRMパブリッシング)など数々の著書・訳書あり。