「水野和敏的視点」 vol.30 「スズキ・スイフトスポーツ」

2013.12.27 mobileCG
 

「水野和敏的視点」 vol.30 「スズキ・スイフトスポーツ」

R35型「日産GT-R」の生みの親であり、育ての親である水野氏が、本音でクルマを語り尽くす『mobileCG』の特集「水野和敏的視点」。ホットハッチ3台試乗のラストは「スズキ・スイフトスポーツ」だ。今や希少種となってしまった日本のホットハッチ。その実力をミスターGT-Rがチェックする!

 
 
 
 
スズキ・スイフトスポーツ
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=3890×1695×1510mm/ホイールベース:2430mm/車重:1040kg/駆動方式:FF/エンジン:1.6リッター直4 DOHC 16バルブ/トランスミッション:6段MT/最高出力:136ps/6900rpm/最大トルク:16.3kgm/4400rpm/タイヤ:(前)195/45R17/(後)195/45R17/価格:168万円

■古典的な成り立ち

「スポーツ」をキーワードに、各国の個性派モデルを取り上げている「水野和敏的視点」。今回は、待っていた読者の方も多いのではないでしょうか? わが国のホットハッチ市場で、孤軍奮闘している感のある「スズキ・スイフトスポーツ」です。

おなじみのイエローのボディーカラー。欧州では3ドアモデルも用意されますが、国内は5ドアのみ。スポーツハッチといえども、今や実用性が最優先なんですね。日本のユーザーの多くが生真面目に、「スタイルが良くスポーティーな3ドアモデルよりも、“いざ”という時にはドアが4枚ある方が便利」と、きっと考えているのでしょう。このクラスでは、もはや“スポーツステータス”という市場キーワードがなくなってしまったのが現実なのかもしれません。

以前は、トヨタも日産もこのマーケットに多彩なモデルを用意していました。日産には「マーチ スーパーターボ」(930ccの直4エンジンにターボチャージャーとスーパーチャージャーを装着していた)という個性派も存在していたのですが……。
このような中で、市場に存在しているだけでもスイフトスポーツには価値があると思います。

エンジンは、1.6リッターの自然吸気。可変吸気システムと吸気側のバルブタイミング&リフト量を変化させるVVTを併用して、136ps/6900rpmの最高出力と、16.3kgm/4400rpmの最大トルクを発生します。燃費は、6段MTモデルが14.8km/リッター、CVT車が15.6km/リッターです(いずれもJC08モード)。試乗車は、3ペダルの6段MT。いわゆる“テンロク”の、いまや古典的な存在のホットハッチといえます。早速乗ってみると……。(つづく)

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(語り=水野和敏/まとめ=青木禎之<Office Henschel>/写真=小林俊樹)

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