ドイツ勢のこのクルマに注目【デトロイトショー2014】

2014.01.20 自動車ニュース
「BMW 2シリーズ」
「BMW 2シリーズ」

【デトロイトショー2014】ドイツ勢のこのクルマに注目

ドイツ勢にとってもアメリカは重要な市場。しかも意外とデトロイトショーを重視しており、必ずしもアメリカで売れる車種ではなくても、基幹モデルを発表することも多い。メルセデスの新型「Cクラス」などはその典型。アメリカには100ぐらいのモータショーがあるというが、デトロイトはやはり特別。メディアの注目度が桁違いなのだ。

「MINIジョンクーパーワークス」
「MINIジョンクーパーワークス」
「フォルクスワーゲン・ビートル デューン コンセプトカー」
「フォルクスワーゲン・ビートル デューン コンセプトカー」
「フォルクスワーゲン・ビートル デューン コンセプトカー」
「フォルクスワーゲン・ビートル デューン コンセプトカー」
「アウディ・オールロード シューティングブレーク」
「アウディ・オールロード シューティングブレーク」
「ポルシェ911タルガ」(写真=ポルシェ)
「ポルシェ911タルガ」(写真=ポルシェ)

■BMWから「2シリーズ」、新型「MINI」に早くも「JCW」

BMWが新規車種としてワールドプレミアした「2シリーズ」。「1シリーズクーペ」の後継モデルだが、わずかに上級移行した。プレスカンファレンスでは懐かしの「マルニ」(2002)の精神を引き継ぐようなことも言っていたが、数字つながりなだけでは? と突っ込みたくもなった。とはいえ、コンパクトなボディーに直6ターボを搭載する「235i」あたりは相当に楽しめそう。日本人好みのスペックでもあるはずだ。

それに対してMINIは、昨年の東京モータショーで新型を披露したものの、まだ発売していない段階で早くも「ジョンクーパーワークス(JCW)」を発表した。肝心のエンジンは未発表だが、「クーパーS」が2リッター直4で192ps。これをベースにチューンされ、220~230ps程度といったところか? エアロパーツのデザインは従来より攻めたスタイルで、18インチのタイヤとホイールも迫力満点。現行型以上にJCWの存在価値が上がりそうだ。

■VWとアウディの主役はクロスオーバー車

フォルクスワーゲンはメジャーなメーカーのなかで唯一、2013年のアメリカでの販売台数を減らした。そんなこともあってか、なんだか元気がなかった。目新しいのは「ザ・ビートル」ベースのコンセプトカー「デューン」のみ。楽しげなクロスオーバーSUVなので、市販されれば日本でも人気が出そうだ。
あと、昨年のデトロイトショーで出展した、ミッドサイズSUVのコンセプト「クロスブルー」の市販化が決定したことがアナウンスされた。

アウディがワールドプレミア(世界初公開)したコンセプトカー「オールロード シューティングブレーク」は、実に多様な車種をクロスオーバーさせたようなモデル。「オールロード」は、ステーションワゴンの車高をあげてSUVクロスオーバーにした際にアウディが用いる名称。一方、「シューティングブレーク」は、もともと狩猟用に後部をワゴン風に改造したクルマのことだ。「TT」の背を高くしたようなスタイルはしゃれてて、パーソナル感も強い。2ドアのSUV風味というのが案外、はやるかもしれない。

ポルシェの新しい「911タルガ」はシルバーのワイドなBピラーにどこか懐かしさをおぼえるものの、ルーフシステムは最新。20秒で開閉が可能なフルオートマチックだ。クローズド時のシルエットはクーペと変わらず、スマートで美しい。ボディー剛性も高いというから、オープンエアモータリングと硬派な走りの両立がなされる欲張りなモデルだ。

(文=石井昌道/写真=石井昌道、ポルシェ)

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