三菱自動車・次期社長の相川氏が会見

2014.02.10 自動車ニュース
三菱自動車の会長兼CEOに内定した益子 修氏(左)と、社長兼COOに内定した相川哲郎氏(右)。
三菱自動車の会長兼CEOに内定した益子 修氏(左)と、社長兼COOに内定した相川哲郎氏(右)。

三菱自動車・次期社長の相川氏が会見

三菱自動車は2014年2月6日、前日の取締役会で内定した役員人事にともなう記者会見を行った。会見には、現社長で取締役会長兼CEOに内定した益子 修氏と、現常務で社長兼COOに内定した相川哲郎氏が登場し、所信を表明した。

記者会見に臨む益子氏。
記者会見に臨む益子氏。

■「再生」にひと区切り、新たな成長ステージへ

三菱自動車は2013年11月から、優先株式の全量処理などを実現して再生企業からの脱却を図る「資本再構築プラン」を進めてきた。それについて、このほど普通株式の公募増資を完了したことに加え、業績についても過去最高益を更新する勢いであるため、普通株主への復配という経営課題についてもメドが立つなど、順調に推移しているという。

現社長で取締役会長兼CEOに内定した益子 修氏は、「再生にひとつの区切りをつけ、普通の企業として新たな成長ステージへと歩みを進める」と説明。「競争に生き残っていくためには強力な経営体制が必要。経営の継続性を重視するという意味で、新体制で中期経営計画を実行していく」と、今回の役員人事の背景を語った。

2014年6月25日開催予定の株主総会の終了をもって、益子氏は会長兼CEOとして、経営戦略や経営方針の決定、長期計画策定などの責任を負う。一方、新社長に就任する相川氏はCOOとして、社の方針と戦略を効率的かつ確実に実行する役割を担う。現会長の西岡 喬氏は退任する。

「技術とデザインでブランドを再構築したい」と相川氏。
「技術とデザインでブランドを再構築したい」と相川氏。

■「技術とデザインで再構築したい」

新社長就任が内定した相川氏は、「これからどういうことに取り組みたいか」という記者の質問に対し、「技術とデザインで、もう一度、三菱自動車のブランドを構築したい」と語った。「新技術の追求というのは、わが社発足以来の技術部門のDNAだ。われわれは『他社がやれないことをやれ』『他社よりも先に新しいことをやれ』と言われて育てられた。この気持ちを復活させたい」と、“技術屋”の気概を見せた。デザインについては「会社の規模に関係なく勝負できるのがデザイン。得意の電動車両やSUVを、斬新なデザインで提供できる自動車メーカーにしたい」と述べた。

相川氏は1978年入社。入社の動機は、「大学時代に三菱自動車から初代の『ギャラン・シグマ/ラムダ』が発表された。当時としては画期的なデザインで、とても好きだった。(他社より)三菱の方が格好いいクルマを出すメーカーだから」という。ゴルフとドライブが趣味。「頼まれたら、断らない」が信条。

(webCG)

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