レクサスCT200h“Fスポーツ”(FF/CVT)/CT200h“バージョンL”(FF/CVT)

体幹を鍛えたコンパクトレクサス 2014.02.25 試乗記 マイナーチェンジを受けた「レクサスCT200h」の見どころは、フロントエンドの「スピンドルグリル」だけではない。ボディー剛性の見直しなど、プレミアムコンパクトカーとしての“体幹”も一段と強化されているという。その仕上がりはいかに?

“地雷度”低し

マイナーチェンジ前の「CT200h」を最後に運転したのはいつだったか。最後もナニも、出てすぐのプレス試乗会で運転したのがオンリーだった。場所も今回と同じ。横浜みなとみらいエリア。覚えている……が、それは具体的にいつ頃のことだったのか?
こういうときに『webCG』はすごく便利で、過去の試乗記をササッと検索できる。しかもそこには必ず日付つき(乗った日ではないですが)。おーこれこれ。タケシタ君が書いてる。ほぼちょうど3年前。

「現行レクサス車のなかでもっとも地雷度が低い一台」。一台というか一モデルというか、とにかくそのように書いた記憶がある。ほぼちょうど3年前、某誌に出したCT200hの試乗記で。「フォルクスワーゲン・ゴルフ」よりいいクルマかといったら答えはNOだけど……という感じで、とにかくその程度には高く評価していた。不幸中の幸い的な。「LS」だろうとCTだろうとレクサスはレクサス。

ちなみにCT、日本ではレクサス車のなかでいちばん数多く売れている。レクサスのなかではもっとも手頃なサイズや値段で、さらに「トヨタ・プリウス」と同じハイブリッドということで。km/リッターではなくMPG、つまりmile/ガロンの大陸では事情が違うけど(アチラでは「ES」や「RX」が売れセン)、このテはメーカーにとって当たるとデカい。いわゆるプレミアムコンパクト。プレミアムなクルマにしては値段やサイズのハードルが低く、すなわち数が出ることが期待でき、それでいて1台あたりの利幅はデカいので。日産が欧州向けに「インフィニティQ30」なんてのを出そうとしてるのも、そういうことだから。オプション盛りまくりの値段でいったらCT、ざっくりプリウスの倍ぐらい? 少なくとも1.5倍はカルいでしょう。

で、乗ると。ドライビングポジション関係は前と同じ。アタリマエか。やはり、レクサス車――というか全トヨタ車系――のなかでもっとも地雷度が低い。簡単にいうとフツー。でもミョーに低そうに狭そうに感じるのは、いわゆるスポーティー系ということだからか。全高は1460mm……ってそれ、ゴルフVIIより背が高い。そういえば、ゴルフは今回、先代モデルより背が低くなったんだった。これもまたスポーティー系ということなのか。

「ただの実用車じゃないんです」といおうとしていることはわかる。わかるけど、またヘタ。低いとか狭いとかいわれて「いやそれはスポーティー狙いだから……」とイイワケするのではなく、その逆。見るからにスポーティー狙いのカタチなのに、座ると狭くない。むしろ広々感がある。後席もオッケー。キャビン造形、うまい! そういう方向で乗る人を感心させないと。北風と太陽……はちょっと違うか。とにかく、このあたりはボルボ(V40)を見習ってください。

「スピンドルグリル」を備えた「CT200h」のマイナーチェンジモデルは2013年11月、中国・広州モーターショーで初公開された。日本での発売は2014年1月16日。写真は“Fスポーツ”の室内。スポーティーさを強調した専用カラーが与えられる。試乗車は今回新たに設定された「ダークローズ」。
「スピンドルグリル」を備えた「CT200h」のマイナーチェンジモデルは2013年11月、中国・広州モーターショーで初公開された。日本での発売は2014年1月16日。写真は“Fスポーツ”の室内。スポーティーさを強調した専用カラーが与えられる。試乗車は今回新たに設定された「ダークローズ」。
“Fスポーツ”のシート表皮はファブリックが標準。試乗車ではオプションの本革が選択されていた。雨滴感応式ワイパーなどとのセットで価格は25万8300円。
“Fスポーツ”のシート表皮はファブリックが標準。試乗車ではオプションの本革が選択されていた。雨滴感応式ワイパーなどとのセットで価格は25万8300円。
本革シートは写真の「ダークローズ」のほかに「ブラック」が用意される。
本革シートは写真の「ダークローズ」のほかに「ブラック」が用意される。
ハイブリッドバッテリーをラゲッジフロア下の低い位置に搭載することで、荷室容量は“Cセグメント”車としては大きめの375リッター(VDA法。定員乗車時)を確保している。
ハイブリッドバッテリーをラゲッジフロア下の低い位置に搭載することで、荷室容量は“Cセグメント”車としては大きめの375リッター(VDA法。定員乗車時)を確保している。

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