日仏共同開発のコンパクトカーが世代交代【ジュネーブショー2014】

2014.03.06 自動車ニュース
「トヨタ・アイゴ」

【ジュネーブショー2014】日仏共同開発のコンパクトカーが世代交代

トヨタとPSAプジョーシトロエンの合弁会社であるトヨタ・プジョー・シトロエン・オートモービル(TPCA)で開発され、2003年から生産されているAセグメントのハッチバックである「トヨタ・アイゴ」「プジョー107」「シトロエンC1」。基本設計を共有しながらも、それぞれのブランドアイデンティティーに沿ったボディーとインテリアを持つ3兄弟が、一斉に世代交代した。



「プジョー108」

「シトロエンC1」

■中身は共通でもルックスは別物

現代の日本の若者文化から生まれた“J-Playful”をデザインテーマに掲げたトヨタ・アイゴ。どこか戦隊ヒーローを連想させる「X」状の大胆な顔つきが目を引くボディーは、先代と同じく3ドアと5ドアのハッチバックで、サイズは全長×全幅×全高=3455×1615×1460mm。先代と比べ全長は25mm延び、全幅は変わらず、全高は空力性能向上のために5mm低められた。ホイールベースは先代と同じ2340mmで、車重は840kgという軽量設計である。

全高が低くなったにもかかわらず、キャビンが前寄りになり、着座位置が下げられたことでスペースが広げられたというインテリアも、若者向けのデザイン。スマートフォンとのリンクも可能な7インチのフルカラータッチスクリーンによる「Xタッチマルチメディアシステム」が新しい。

パワーユニットは1リッター直3のVVT-iガソリンエンジンで、最高出力68ps、最大トルク9.7kgmを発生する。トランスミッションは5段MTまたは「Xシフト」と呼ばれる5段セミAT。パフォーマンスは5MTの場合で0-100km/h加速が14.2秒、環境性能は燃費がリッターあたり24.4km、CO2排出量が95g/km。4速と5速のギア比を高めたエコ仕様では26.3km、88g/kmに向上するという。

プジョーのネーミングの法則に従い、「107」から「108」に車名が変わったプジョー版は、3兄弟のなかでもっともオーソドックスで落ち着いた印象のエクステリアを持つ。ボディーはアイゴと同じく3/5ドアハッチバックだが、それぞれに「108TOP」と呼ばれるキャンバストップ仕様が選択可能だ。

エンジンはアイゴと同じ1リッター直3に加え、最高出力82ps、最大トルク12.0kgmを発生する1.2リッター直3ガソリンが用意される。トランスミッションは1リッターが5段MTと5段セミATで、1.2リッターは5MTのみ。1.2リッターのパフォーマンスは0-100km/h加速11秒、燃費はリッターあたり23.2km、CO2排出量は99g/kmとなる。

ヘッドライトが目玉、その上に配したLEDのデイライト/ウインカーが眉のような、人間の顔を思わせる個性的なマスクを持つ「シトロエンC1」。3/5ドアハッチバックボディーにはプジョー108と同様にキャンバストップ仕様が用意されるが、こちらの名称は「エアスケープ」。パワートレインに関しては、プジョー108と同じである。

(文=沼田 亨)

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