マイナーチェンジした「アウディA8/S8」発売

2014.03.13 自動車ニュース
「アウディA8 4.0 TFSIクワトロ」

マイナーチェンジした「アウディA8/S8」が日本上陸

アウディ ジャパンは2014年3月13日、マイナーチェンジを受けたフラッグシップセダン「A8」「S8」を発表した。

「アウディA8」のインストゥルメントパネル。
「アウディA8」
マトリクスLEDヘッドライト。ロービーム用のLEDと25個の小さなハイビーム用LEDで構成される。

■マトリクスLEDで革新性をアピール

アルミボディーのASF(アウディ スペースフレーム)やフルタイム4WDのクワトロなど、同社のテクノロジーを惜しみなく投入したアウディのフラッグシップモデルが「A8」だ。2010年に登場した3代目は「Art of Progress(革新の美学)」をテーマに、アウディが誇るエレガントなデザインとダイナミックな走りをさらに進化させたのが特徴である。
アウディは2013年秋のフランクフルトモーターショーでこのA8のマイナーチェンジを発表。その最新版が日本上陸を果たした。
基本的な部分は先代モデルを踏襲しながら、エクステリアデザインを中心にリニューアルしたのが新型の特徴。一見すると新型とわからないかもしれないが、世界的に成功を収めているデザインをあまり変えたくなかったというのがアウディの言い分だ。

それでも、アウディのアイデンティティーである“シングルフレームグリル”やボンネット、フロントバンパーをより立体的にすることで存在感を高めるとともに、リアにはシャープになったテールライトや新たにクロムの水平バーを施すことなどにより、ワイド&ローのフォルムを強調している。

新型を特徴づけるのが、マイナーチェンジを機に採用された“マトリクスLEDヘッドライト”(一部グレードでオプション)。ロービーム用のLEDに加えて、25個の小さなハイビーム用LEDで構成される。ハイビーム使用時に、カメラで対向車や先行車を検出すると、その一部を調光あるいは消灯させることで幻惑を防ぐというものだ。これにより、ドライバーがハイビームを利用する機会が増え、安全運転に寄与する。

435psを発生する4リッターV8直噴ツインターボエンジン。
「アウディA8 ハイブリッド」
「アウディA8 L W12クワトロ」
「アウディA8 L W12クワトロ」のインテリア。
「アウディA8 L W12クワトロ」のリアシート
「アウディA8 L 4.0 TFSIクワトロ」
「アウディS8」

■4.0 TFSIがパワーアップ

パワートレインは基本的には変わらず、3リッターV6直噴スーパーチャージャー(310ps)の「3.0 TFSI」、4リッターV8直噴ツインターボ(435ps)の「4.0 TFSI」、6.3リッターW12(500ps)「6.3 FSI」、そして、2リッター直列4気筒ターボ(211ps)と電気モーター(54ps)を組み合わせた「ハイブリッド」が用意される。このうち、4.0 TFSIのみ旧型に比べて15psのパワーアップが図られている。組み合わされるトランスミッションは8段オートマチックで、駆動方式はハイブリッドがFF、他がクワトロ(4WD)を採用している。
なお、4.0 TFSIとL W12には、運転状況により一部シリンダーを休止させるシリンダーオンデマンド機能が搭載されている。

装備では、エアサスペンションを全車に標準装着。また、駐車時に自動でステアリング操作を行うパークアシスト付きアウディパーキングシステムや360度ディスプレイ(サラウンドビューモニター)も標準で装着されている。自動ブレーキ機構のアウディブレーキガードや自動ステアリング修正機能が付いたアクティブレーンアシスト、車線変更時に並走車の存在を知らせるアウディサイドアシストなどは、アウディプレセンスパッケージとしてオプション設定される。

ラインナップは、標準ホイールベースが、「A8 3.0 TFSIクワトロ」(980万円)、「A8 ハイブリッド」(970万円)、「A8 4.0 TFSIクワトロ」(1240万円)の3グレード。ホイールベースを13cm延長したロングホイールベース版の「A8 L」が、「A8 L 4.0 TFSIクワトロ」(1370万円)と「A8 L W12クワトロ」(2085万円)の2グレード。
さらに、520psを誇る4.0 TFSIエンジンを搭載する「S8」(1620万円)も同時に発表。発売は、S8とA8 L W12クワトロが2014年5月8日、他のグレードが同年3月13日となる。(価格は5%の消費税を含む)

(文=生方 聡)

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