「アウディTTオフロード コンセプト」デビュー【北京ショー2014】

2014.04.22 自動車ニュース
「アウディTTオフロード コンセプト」

【北京ショー2014】「アウディTTオフロード コンセプト」デビュー

独アウディは2014年4月20日に開幕した北京モーターショーに、コンパクトクロスオーバーSUVのコンセプトモデル「TTオフロード コンセプト」を出展した。

TTオフロード コンセプトは、ワイヤレス給電システムを採用したプラグインハイブリッド車で、クーペのスポーツ性とコンパクトSUVのユーティリティーを兼ね備えたとされるコンセプトモデル。
フォルクスワーゲングループの横置きエンジン用モジュラープラットフォーム「MQB」をベースに、最高出力292hp、最大トルク38.7kgmを発生する2リッター直4ターボエンジンと、トランスミッション内部に最高出力53hp(40kW)、最大トルク22.4kgmを発生するモーター、リアアクスルに最高出力114hp(85kW)、最大トルク27.5kgmを発生するモーターを搭載。システム最高出力は408hp、最大トルクは66.3kgmとなる。
その動力性能は0-100km/h加速が5.2秒、最高速度は250km/hのドイツ規制値まで達し、平均燃費は52.6km/リッター(1.9リッター/100km)CO2排出量は45g/kmを達成する。

2リッターTFSIエンジンは、エンジンの負荷に応じて燃料噴射を燃焼室内に行うか、エアインテークに行うかを選択し、低燃費化を図っている。
また、エキゾーストマニホールドをシリンダーヘッドと一体化することにより、冷感時などに暖機効率を高める設計となっている。
トランスミッションは6段e-Sトロニックを採用しており、エンジンとモーターの駆動力を前輪に伝達。後輪はリアアクスルのモーターが駆動を受け持つ。
「アウディ ドライブセレクト」の「EVモード」では、リアアクスルのモーターのみで、最高130km/hまでの走行が可能。「ハイブリッドモード」では、エンジンと2つのモーターが状況に合わせてそれぞれ稼働。「スポーツモード」では、すべてのユニットが出力を発生し、アクセルペダルを強く踏み込んだ際や、ハイブリッドモードで滑りやすい路面を走行する際には四輪駆動となる。
また、アクセルペダルを離した際にホイールへの駆動力伝達が解除され、慣性走行となるコースティング機能も搭載している。

バッテリーシステムは、蓄電容量12kWhの液冷リチウムイオンバッテリーをリアアクスルの直前に搭載。電力のみで最大50kmの走行が可能だ。
バッテリーの充電には非接触式充電方式を採用。AC/ACコンバーターとコイルを内蔵したプレートの上に駐車することで、自動的に充電が開始される。

ボディーサイズは全長4.39m、全幅1.85mと、「アウディQ3」とほぼ同等ながら、全高はQ3よりも8cm低い1.53mと、よりスポーティーなイメージを強めている。
ボディーデザインは、短いオーバーハングやルーフの輪郭、低いウインドウなど、2014年3月のジュネーブモーターショーで発表された新型「TT」との共通性も多く見られる。
また、フロントグリルに埋め込まれたルーバーはアウディの「e-tron」モデル共通の意匠となっている。

インテリアでは、新型TTや「Qシリーズ」のデザインイメージを引き継ぐ。乗車定員は4人で、ヘッドレスト一体型の独立したスポーツシートが備わる。
3D表示が可能な12.3インチTFTディスプレイを採用したメーターパネルや、AndroidOSを搭載した取り外し可能な3台のタブレットなど、最新のインフォテインメントシステムも装備される。

安全装備としては、レーダーセンサーとワイドアングルカメラで、交差点での他車両との衝突を未然に防ぐ「交差点アシストシステム」と、オンラインで信号制御室と通信し、次の信号を青で通過するための適切な速度を表示する「オンライン信号情報システム」を搭載する。

TTオフロード コンセプト発表の場を北京モーターショーとしたことについて、独アウディ研究開発担当取締役のウルリッヒ・ハッケンベルク氏は「アウディにとって2番目に大きなマーケットである中国を選んだのは、このモデルが近未来の都市型モビリティーで、サスティナブル、ダイナミックな走行性、優れたインテリジェント、アウディコネクトによる機能性を提案しているからだ」とコメントしている。

(工藤考浩)

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