「水野和敏的視点」 vol.46 「メルセデス・ベンツSL63 AMG」

2014.04.25 mobileCG

「水野和敏的視点」 vol.46 「メルセデス・ベンツSL63 AMG」

R35型「日産GT-R」の生みの親、育ての親であるだけでなく、レース界での活躍やセダンの進化への貢献など、自動車の世界で数々の成果を上げてきた水野和敏氏が本音でクルマを語り尽くす『mobileCG』の特集「水野和敏的視点」。3回連続スーパーカーテストのラストは「メルセデス・ベンツSL63 AMG」である。“FRスポーツカーの保守本流”は、ミスターGT-Rに何を訴えかけてくるのか。




メルセデス・ベンツSL63 AMG ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4645×1875×1300mm/ホイールベース:2585mm/車重:1880kg/駆動方式:FR/エンジン:5.5リッターV8 DOHC 32バルブ ツインターボ/トランスミッション:7AT/最高出力:564ps/5500rpm/最大トルク:91.8kgm/2250-3750rpm(AMGパフォーマンスパッケージ装着車)/タイヤ:(前)255/35ZR19 (後)285/30ZR20/車両本体価格:2036万5000円(8%の消費税込み)

■メルセデスの技術と哲学が詰まったFRスポーツ

3回連続のスーパーカーテスト、最後の一台はメルセデス・ベンツの伝統的なFRスポーツカー「SLクラス」です。派手さという意味では、さすがに前回試乗した「ランボルギーニ・アヴァンタドールLP700-4」や前々回の「フェラーリ458スパイダー」に及びません。しかし、メルセデス・ベンツの技術の粋を集めたスポーツカーに乗ることは、スーパースポーツカーの今を考えるうえで何らかの重要なヒントを与えてくれることでしょう。全部で4グレード設定される中から、5.5リッターV8ツインターボエンジンを搭載する「SL63 AMG」(AMGパフォーマンスパッケージ装着車)を選びました。

メルセデスには、まずSLクラスに最新のテクノロジーを搭載するという伝統があります。2012年にフルモデルチェンジを果たした現行モデルもその例に漏れません。フルアルミニウムのボディーシェルを開発し、ボディーサイズを拡大させながら、100kgを超える大幅な軽量化を果たしました。それでいて、ボディーのねじり剛性は「2割アップ」だとか。乗員の快適性と操縦性を、新しいボディー構造でバランスさせたわけです。

また、SLに搭載されるすべてのパワープラントが、新世代の直噴エンジンとされたことも見逃せません。「ECOスタートストップ機能」と呼ばれるアイドリングストップ機構も採用するなど、メルセデスの最高級スポーツカーとしての存在感を持たせながら、オーナーの社会的責任にも配慮しています。

ちなみに、日本市場のSLクラスには、全部で4種類のバリエーションが用意されています。SL63 AMGのほかに、「SL350」(エンジンは3.5リッターV6/306ps、37.7kgm)と「SL550」(4.7リッターV8ツインターボ/435ps、71.4kgm)があり、最上位には受注生産の「SL65 AMG」(6リッターV12ツインターボ/630ps、102.0kgm)が控えています。(つづく)

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(語り=水野和敏/まとめ=青木禎之<Office Henschel>/写真=小林俊樹)

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