【スペック】全長×全幅×全高=4624×1811×1429mm/ホイールベース=2810mm/車重=1530kg/駆動方式=FR/2リッター直4DOHC16バルブターボ(245ps/5000-6500rpm、35.7kgm/1250-4800rpm)(欧州仕様車)

BMW 328i(FR/8AT)【海外試乗記】

定番は迷わない 2011.12.19 試乗記 BMW 328i(FR/8AT)
6年ぶりにフルモデルチェンジを受けたBMWの主力モデル「3シリーズ」。スペイン・バルセロナで開かれた国際試乗会でその走りを試した。

立派に見える新型

バルセロナ空港の駐車スペースにずらりと行儀よく並べられた「3シリーズ」をみて、「ん?」と思うことがあった。タイヤのあらぬところが妙にささくれている。走行に影響するほどではないにせよ、公道でいくら飛ばせど、こういう減り方はまず考えられない。運の悪いクルマに当たったのかな……と、左右のクルマをみると、どれも同じように、ショルダー部は戦いの痕跡を残していた。

これって、もしや……。

と気にかけつつも、まずは車内へ。先日の東京モーターショーに展示されていたコンセプトカー「i8」のデザインを見てもおわかりの通り、「レイヤー」がひとつのキーワードになっている最新のBMWのデザイン言語は、車内のそこかしこに見てとれる。
立派になったセンターコンソールは運転席側に傾きながら広がるため、膝まわりは若干圧迫感が強い。対して助手席は、大きめのセンタートンネルも気にならない程度に足の置き場の自由度がある。後席は望外に立派で、50mm延びたホイールベースのぶんだけ、レッグスペースも若干ながら広がったかなという印象だ。
一気に50リッターも容量が増したトランクルームは、その下部に大きめのストレージが設けられている。ここには将来ハイブリッド用のリチウムイオン電池や、アドブルー用のデバイスが収められることは想像に難くない。

日本市場においては、たった10mmかそこらのはみ出しのために、立体駐車場に入れられないという事態を引き起こした先代「E90型」の前期モデル。その教訓を生かしてか、この「F30型」の新型3シリーズは、日本仕様のみ全幅1800mmジャストで導入されるそうだ。そう、新型3シリーズ、意外なことに幅は先代の後期モデルとほぼ同寸がキープされている。対して全長は95mmの延長となったが、これは先述のスペースユーティリティーや衝突要件も織り込んでのものだろう。

それでも新型3シリーズ、一気に立派になったように見える最大の理由は、前37mm、後47mmと拡大されたトレッドによるところが大きい。それらを包み込む造形が特に前側の押し出しを強くみせている。このあたりは先に発表された「ポルシェ911」と同じ道理だ。

セダン専用の、フルカラーヘッドアップディスプレイが備わるインストゥルメントパネル。インテリアは「スポーツ」「ラグジュアリー」「モダン」の3種類が用意される。写真は「モダン」のもの。
セダン専用の、フルカラーヘッドアップディスプレイが備わるインストゥルメントパネル。インテリアは「スポーツ」「ラグジュアリー」「モダン」の3種類が用意される。写真は「モダン」のもの。
40:20:40の分割可倒式リアシート。
40:20:40の分割可倒式リアシート。
荷室容量は先代比50リッター拡大され、通常480リッターを確保。また新型にはノータッチトランクオープン機能が備わる。これはトランクの前に立ちバンパー下に向けて足を動かすと、自動でトランクリッドがオープンするという機能で、コンフォート・アクセス・コントロールキーを携帯している場合に作動が可能となる。
荷室容量は先代比50リッター拡大され、通常480リッターを確保。また新型にはノータッチトランクオープン機能が備わる。これはトランクの前に立ちバンパー下に向けて足を動かすと、自動でトランクリッドがオープンするという機能で、コンフォート・アクセス・コントロールキーを携帯している場合に作動が可能となる。
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