パナソニック、「ゴリラ」の2014年モデル発売

2014.05.15 自動車ニュース
「CN-GP740D」

パナソニック、「ゴリラ」シリーズの2014年モデル発売

パナソニックは2014年5月12日、SSDポータブルカーナビゲーション「Gorilla(ゴリラ)」シリーズの新製品4機種を発表した。同年6月12日より順次発売する。

「CN-GP540D」
「CN-GP747VD」の表面
「CN-GP747VD」の裏面

■2014年モデルは自車位置測位性能を向上

2014年モデルのラインナップは「ゴリラ」3機種、「ゴリラ・アイ」1機種の計4機種。内訳はゴリラが7V型モニター搭載の「CN-GP745VD」と「CN-GP740D」、5V型の「CN-GP540D」。ゴリラ・アイが「CN-GP747VD」となる。CN-GP747VDはCN-GP745VDにドライブカメラを追加したもので、車両前方の交通状況やドライブ中の風景を常時録画することができるタイプだ。

2014年のゴリラ全モデルに共通するトピックは自車位置精度をより高めたことにある。
基本的に測位をGPSのみに頼るPNDは、簡単に装着できることのトレードオフとして、GPSを受信できないトンネル内、ビル街、高架下などでは自車位置がうまく測位できない弱点を抱えている。これを解消するために2013年モデルではGPSに加え準天頂衛星「みちびき」に対応させて精度向上を図ったが、受信できる時間が1日8時間と限りがあるため、十分な測位性能を獲得できたとはいえなかった。
2014年モデルでは新たにロシアの「グロナス」衛星受信にも対応させることで、3種類の衛星を使ったトリプル衛星受信を可能とした。2011年から実用開始となったグロナスは24個の衛星からなるので常時高精度な測位が可能になったという。

測位性能の向上策はもうひとつある。従来のジャイロに加えてオプションで用意されるOBD2アダプターを装着し、車両から速度情報を自車位置測位に利用すれば、衛星が長時間受信できないトンネル内でも高精度な自車位置測位が可能となる(CN-GP540Dはオプションの対象外)。
OBD2とは、「On-board diagnostics2」の略で、クルマに搭載されるコンピューターが行う自己故障診断のこと。パナソニックのOBD2アダプターはここから得られる情報をナビに利用するというもので、正確な車速データが活用でき、据え置き型の車載専用ナビと変わらない測位性能が期待できる。
また、速度・エンジン回転数などの正確な情報をナビ画面上に表示することもできるという。ただしこのOBD2アダプターは2014年冬の発売となるため、すぐに利用できないので注意が必要だ。

型番に「V」が付くモデルはVICSに対応しており渋滞情報の取得が可能。さらに購入後に新しい道路が開通しても2017年11月まで道路マップを無料更新できる特典付き。道路に関しては2014年モデルすべてが2014年度版の最新地図データを収録しており、最近部分開通が頻繁な圏央道については4月に開通した「稲敷IC~神崎IC」、6月に開通する予定の「相模原愛川IC~高尾山IC」の情報も収録されている。

発売はCN-GP540Dのみが2014年6月12日で、他の3モデルは同年7月10日。いずれもオープン価格。

(文=尾澤英彦)

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