「水野和敏的視点」 vol.49 「BMW i3」(後編)

2014.05.16 mobileCG

「水野和敏的視点」 vol.49 「BMW i3」(後編)

R35型「日産GT-R」の生みの親、育ての親であるだけでなく、レース界での活躍やセダンの進化への貢献など、自動車の世界で数々の成果を上げてきた水野和敏氏が本音でクルマを語り尽くす『mobileCG』の特集「水野和敏的視点」。今回は「BMW i3」の2回目、試乗編である。電気自動車(EV)というテーマに真正面から取り組んだi3の走りを、ミスターGT-Rはどう評価するのか。発電用小型エンジン「レンジ・エクステンダー」付きの仕様をテストした。


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BMW i3 レンジ・エクステンダー装備車
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4010×1775×1550mm/ホイールベース:2570mm/車重:1390kg/駆動方式:RR/モーター:交流同期モーター/エンジン:0.65リッター直2 DOHC 8バルブ(発電用)/モーター最高出力:170ps(125kW)/モーター最大トルク:25.5kgm(250Nm)/エンジン最高出力:38ps(28kW)/5000rpm/エンジン最大トルク:5.7kgm(56Nm)/4500rpm/タイヤ:(前)155/70R19 84Q (後)175/60R19 86Q/価格:546万円(消費税8%込み)
BMW i3 レンジ・エクステンダー装備車
    ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4010×1775×1550mm/ホイールベース:2570mm/車重:1390kg/駆動方式:RR/モーター:交流同期モーター/エンジン:0.65リッター直2 DOHC 8バルブ(発電用)/モーター最高出力:170ps(125kW)/モーター最大トルク:25.5kgm(250Nm)/エンジン最高出力:38ps(28kW)/5000rpm/エンジン最大トルク:5.7kgm(56Nm)/4500rpm/タイヤ:(前)155/70R19 84Q (後)175/60R19 86Q/価格:546万円(消費税8%込み)

■「本物のEV」がようやく出てきた!

今回も引き続きBMW i3を見ていきましょう。前回はi3がクルマそのものを、そしてクルマを取り巻く社会を、どのように変えていくのかを考えてみました。今回は実際に箱根に持ち込んで、その走りをチェックします。

i3は2013年の夏に発表され、欧州で先行発売されたのち、今年の4月5日に日本でも販売が開始されました。ラインナップは、ピュアEV仕様(499万円)と、レンジ・エクステンダー付き(546万円)の2種類。後者は、バッテリー残量が少なくなったときに発電機を回せる647cc直列2気筒エンジンを搭載します。

充電は200Vの電源なら7~8時間で済み、ピュアEVバージョンでは、日常的な使い方で130~160kmほど走れるといいます。もちろん日本のCHAdeMO(チャデモ)方式の急速充電機にも対応しています。一方、レンジ・エクステンダー付きなら、さらに発電用のエンジンを稼働することにより、航続距離を約300kmまで延ばせるそうです。

バッテリーを敷きつめたアルミ合金製のシャシーに、カーボンファイバー強化樹脂(CFRP)製の上屋を載せるというボディー構造を採るBMW i3。その先進性と発展性、そしてクルマとの付き合い方を根本から変える可能性については、前回、述べました。「電気自動車という存在に、真っ正面から取り組んだクルマが、ようやく出てきた!」 BMW i3と接して、そんな感慨を持ったのです。(つづく)

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(語り=水野和敏/まとめ=青木禎之<Office Henschel>/写真=小林俊樹、BMW)

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