第244回:ウエルカム・バック・ケーニグセグ!
日本再上陸目前!? ケーニグセグ代表にインタビュー

2014.06.28 エッセイ
ケーニグセグ氏と主力車種の「アゲーラR」。

ケーニグセグというスーパーカーメーカーをご存じだろうか。スウェーデン南部の街、エンゲルホルムに本拠地を置き、年間10台あまりという、非常に限られた台数のハイパフォーマンスモデルをハンドメイドで生産している。今回、その代表であり創設者でもあるクリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏にインタビューする機会を得た。1000psを超えるハイパフォーマンスモデルを送りだすケーニグセグとは一体どのようなメーカーなのだろうか。起業時の話から最新モデルの概要、そして“再上陸”を見据えた日本市場に対する期待まで、さまざまな質問を投げかけた。

2014年3月のジュネーブショーで発表された最新作「One:1」。わずか6台の限定車。
自社製の5リッターV8ツインターボエンジンをミドシップに搭載。実に1360ps(1000kW=1MW)をほこり、451km/hの最高速がうたわれる。
クリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏は、1972年スウェーデン・ストックホルム生まれ。幼いころからクルマや機械が好きで、5歳のころにはすでに自動車づくりの夢を持っていたという。22歳でケーニグセグ社を起業し、スーパーカー開発に取り組む。

“イージーなスーパーカー”を目指す

――ケーニグセグとはどのようなメーカーですか?

われわれのクルマは、最高水準を誇るエンジン、ブレーキシステム、サスペンションなどを搭載し、それらを高次元でバランスさせたものです。また、それがサーキットという限られた環境ではなく、日常でも楽しめることが重要だと考えています。ですから、ラゲッジルームやエアコン、カーナビ、脱着式ルーフなど、実用性の確保や快適性の演出も忘れていません。高性能であることを追求していますが、メカニカルな性能ばかりにとらわれず、いかに性能と快適性とを高い次元でバランスさせるかを常に課題としています。

――ケーニグセグのモデルは、どのようなドライバビリティ―を備えているのでしょうか?

われわれは、誰もが運転を楽しめるクルマであることを大切にしています。荒れた舗装路でも快適に走行できたり、連続するタイトコーナーをスムーズにコーナリングできたりと、あらゆる状況下でベストな走りができるように開発しています。驚くべきパワーを秘めた極めて高性能なモデルではありますが、誰もが日常的なドライブを楽しむことができます。最新モデルのトランスミッションはオートマチックなので、とてもイージーですよ。

――全てのモデルで、V8エンジンをミドシップに搭載するレイアウトを採用しています。その理由は?

それが最善の選択だからです。V8エンジンは、軽量でパワーも出しやすい。もちろん、新モデルを開発するごとにベストな選択を模索していますが、この組み合わせがベストというのが、これまでの答えです。もしさらに優れた方法が見つかれば、そちらを選ぶでしょう。しかし、これまでのクルマ作りのポリシーに沿って、このレイアウトを採用しているので、そう簡単に変更することもないでしょう。このレイアウトを採用すること自体、今やわれわれのひとつのアイデンティティーとして理解されていると考えているからです。またV8ユニットは自社開発したものです。

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