「水野和敏的視点」 vol.60 「トヨタ・クラウン ハイブリッド ロイヤルサルーンG」

2014.08.01 mobileCG

「水野和敏的視点」 vol.60 「トヨタ・クラウン ハイブリッド ロイヤルサルーンG」

R35型「日産GT-R」の生みの親、育ての親であるだけでなく、レース界での活躍やセダンの進化への貢献など、自動車の世界で数々の成果を上げてきた水野和敏氏が本音でクルマを語り尽くす『mobileCG』の特集「水野和敏的視点」。今回の主役は「トヨタ・クラウン」である。日本の道に合ったエンジンや足まわりとはどのようなものなのか。日本車が世界に誇るべき「おもてなし」の精神とは何なのか。トヨタの代表車種にして、日本を代表する高級車に乗り、ジャパニーズプロダクトの地力をミスターGT-Rがチェックした。


「水野和敏的視点」 vol.60 「トヨタ・クラウン ハイブリッド ロイヤルサルーンG」の画像

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トヨタ・クラウン ハイブリッド ロイヤルサルーンG
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4895×1800×1460mm/ホイールベース:2850mm/車重:1680kg/駆動方式:FR/エンジン:2.5リッター直4 DOHC 16バルブ/モーター:交流同期電動機/トランスミッション:CVT/エンジン最高出力:178ps/6000rpm/エンジン最大トルク:22.5kgm/4200-4800rpm/モーター最高出力:143ps/モーター最大トルク:30.6kgm/タイヤ:(前)215/60R16 (後)215/60R16/車両本体価格:551万3143円
トヨタ・クラウン ハイブリッド ロイヤルサルーンG
    ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4895×1800×1460mm/ホイールベース:2850mm/車重:1680kg/駆動方式:FR/エンジン:2.5リッター直4 DOHC 16バルブ/モーター:交流同期電動機/トランスミッション:CVT/エンジン最高出力:178ps/6000rpm/エンジン最大トルク:22.5kgm/4200-4800rpm/モーター最高出力:143ps/モーター最大トルク:30.6kgm/タイヤ:(前)215/60R16 (後)215/60R16/車両本体価格:551万3143円

■「おもてなし」が感じられるインテリア

前回は話題の日本車「スバル・レヴォーグ」を取り上げました。今回は同じ日本車でも、その代名詞的な存在であるトヨタ・クラウンに乗り、日本車というものをあらためて考えてみたいと思います。

14代目となる現行型は、2012年12月に発表されました。2.5リッター直噴4気筒を使ったハイブリッドシステム搭載が、大きなニュースとなりました。今回テストしたのも、もちろんハイブリッド。ロイヤルシリーズの中で最も高価なグレード「ロイヤルサルーンG」で、車両本体価格は551万3143円です。

早速、実車をチェックしていきましょう。クラウンは、運転席に座っただけで「おもてなし」の気持ちが伝わってきます。中でも、ダッシュボード中央の下部ディスプレイの傾斜が絶妙ですね。ディスプレイがこの場所で、しかも垂直に配置されていたとすると、光の具合によっては見にくいし、操作の際に運転視線からずらす必要もあります。そこで、クラウンでは斜めに配置したわけです。こうすることで、運転席から見下ろすカタチになって見やすいばかりか、目線移動も最小にできるし、軽く手を置けて操作も非常にしやすい。このような配慮そのものが「おもてなし」であり、その進化形なんです。

老眼になった年配の方が、慣れないタッチパネルを操作するときなど、これでずいぶん助けられるんじゃないでしょうか。なかなか気づきにくく、さりげない工夫ではありますが、こうしたところに「日本人ならではのきめ細かい配慮」が表れています。開発者の「お客さまに対する思いやり」が感じられるのです。開発者の方々を賞賛したいと思います。Good job!!(つづく)

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(語り=水野和敏/まとめ=青木禎之<Office Henschel>/写真=小林俊樹)

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