サーキット専用の「フェラーリ599XX」が進化【ボローニャモーターショー2011】
2011.12.06 自動車ニュース
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【ボローニャモーターショー2011】サーキット専用の「フェラーリ599XX」が進化
伊フェラーリは、第36回ボローニャモーターショー(一般公開日:2011年12月3日〜11日)で、サーキット走行専用車「599XX」の運動性能を高めた「599XXエボリューション パッケージ」を発表した。
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今回発表された「599XXエボリューション パッケージ」の見どころは、「アクティブ・エアロダイナミック・パッケージ」と呼ばれる空力装備だ。「オープニング・ギャップ」という名の大型の可動式リアウイングが取り付けられており、F1と同じように2枚のフラップを備え、車速や車体の状況に応じてフラップが電動で動くようになっている。これにより、前後アクスル間のダウンフォースをコントロールし、優れたコーナリング性能を発揮する。
このリアウイングは、具体的には、ESP、ABS、SCM(磁気粘性流体サスペンション制御)、F1-Trac(トラクションコントロール)などと協調して制御される。フロントエアスプリッターやリアディフューザーなども改良を受け、200km/h走行時に発生する総ダウンフォースは、フラップが開いた状態で330kg、閉じた状態では440kgに達するという。
また「599XXエボリューション パッケージ」では側方排気システムが採用されており、6リッターのV12エンジンは従来の「599XX」と比較して20psプラスの750ps/9000rpmに向上した。最大トルクは71.4kgm。フェラーリ本社にあるフィオラーノサーキットでのラップタイムは1分15秒とのことだ。
(webCG 竹下)
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