ヤマハ XTW250 リョーク:今年の日本を象徴する1台

【コレはゼッタイ!】ヤマハ XTW250 リョーク:今年の日本を象徴する1台

車名の「リョーク」は漢字で「陵駆」とあてる。「思い立ったら、即、自然の中へ」とうたわれるが、造り手には今年起きた震災への思いがあったようだ。


ヤマハ XTW250 リョーク:今年の日本を象徴する1台

■市販化は容易とか

今回のモーターショーで驚いたのは、東日本大震災が発生した年なのに、それに直接関係した展示がほとんど見られないことだった。みんなあの経験をクルマに生かさず、むしろ忘れようとしているのかと、悲しくなった。

その中で数少ない例外がこのオートバイのコンセプトモデルだった。公式説明では「ツーリングモデル」となっているが、筆者の高校の同級生でもあるヤマハのスタッフや、デザインを担当したGKデザイングループの人に聞いたら、見た目から受けた印象どおり、大震災で注目された2輪車の機動性を追求したコンセプトモデルだった。

できればそのメッセージをストレートに表明してほしかった気もするが、多くの日本人はこの姿と「高機動性モーターサイクル」というコピーを見れば、3月11日を思い出すだろう。そういった点で、今年を象徴する1台といえると思う。

前述のスタッフに聞いたら、エンジンやフレームは「セロー」、ホイールとタイヤは「TW」からの流用品なので、比較的簡単に市販化できるとのことだ。

(文=森口将之/写真=峰昌宏)

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