【スペック】全長×全幅×全高=5085×1900×1490mm/ホイールベース=3070mm/車重=2190kg/駆動方式=4WD/4.4リッターV8DOHC32バルブツインターボ(520ps/5500rpm、72.9kgm/3000-4750rpm)/価格=1990万円(テスト車=2177万2000円)

アルピナB7 ビターボ リムジン Allrad(4WD/6AT)【ブリーフテスト】

アルピナB7 ビターボ リムジン Allrad(4WD/6AT) 2011.12.05 試乗記 ……2177万2000円
総合評価……★★★★★

「BMW 7シリーズ」をベースに、さらにパフォーマンスに磨きをかけたという「アルピナB7」。BMWでは選べない4WDを駆って、その実力を確かめた。

大人のスーパースポーツ

520psを発生する4.4リッターV8エンジンと6段スポーツATの組み合わせは、重さ2.2トン、全長5mを超す大型セダンを緩急自在に走らせる。
「スペックはさておき、2200万円も出せば、そのパフォーマンスは当然」という考え方もあるが、アルピナというクルマの魅力は「ベースとなる『BMW 7シリーズ』とどこが違うか、どこがどれだけいいか」という比較論で済ませてはいけないと思う。その技術的なかさ上げ分と差額との対比ではなく、1台の高性能車として最高の魅力を持ち合わせているか否かという絶対評価こそが、オーナーの満足につながるのだ。

量産車をバラして再度入念に組み直すということは、ゼロから手作りでクルマを組み上げるより簡単なこともあれば、場合によっては、面倒になることもある。いずれにせよ確かなことは、量産車よりも入念なチェックを経ることで信頼性は確実に上がり、高精度な仕上げのおかげで、緻密かつ繊細な運転感覚が得られるということだ。

今回試乗した「アルピナB7」は、金に糸目をつけず“いいもの”を求める人の期待をたがえない。4ドアセダンの形をしたスーパーカーであるから、ふだんは周りのクルマに紛れて、あまり目立たずに済む。しかし、よく見ればただ者ではないたたずまいを有しており、存在感は主張できる。
また、「7シリーズ」の4WD仕様を求める人にとって、日本ではコレしか買えないという現実もある。「5シリーズ」に見られる、ノーズの動きを速めただけのようなスポーツ性を嫌う人にもオススメ。これは、より落ちついて楽しめる、大人のスーパースポーツだ。

フロントタイヤの後方に配される「X DRIVE」のエンブレムが、四輪駆動であることを示す。
フロントタイヤの後方に配される「X DRIVE」のエンブレムが、四輪駆動であることを示す。
専用デザインの前後バンパーなどでBMWとの差別化が図られるエクステリア。特に目を引く「アルピナ・クラシックホイール」のサイズは21インチ。ベースとなる「BMW 750i」(18インチ)に比べて、3インチも大きい。
専用デザインの前後バンパーなどでBMWとの差別化が図られるエクステリア。特に目を引く「アルピナ・クラシックホイール」のサイズは21インチ。ベースとなる「BMW 750i」(18インチ)に比べて、3インチも大きい。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

関連記事 ホームへ戻る