ポルシェ・ケイマン:初代にこそ高い志が宿る!?

【コレはゼッタイ!】ポルシェ・ケイマン:初代にこそ高い志が宿る!?

新型「911」のデビューで盛り上がるポルシェブース。しかしその一角で、見逃すことができないオーラを発するモデルがあった。会場では「ケイマン」の運転席に、今一度、座ってみてほしい!

 
ポルシェ・ケイマン:初代にこそ高い志が宿る!?

■「奇跡のレイアウト」にしばし妄想す

ポルシェと言えば、「911」が7代目へと進化し、これが一番の話題となっている。それでも筆者は「ケイマン」をイチオシしたい。すでに登場して久しいモデルだから、注目すべきポイントも少ないが、新型車がめじろ押しのショーの中にあっても、「買うなら絶対にコレ!」と思えるオーラは漂っていた。

グレードは最終進化形といえる「ケイマンR」でなくとも構わない。大切なのはそのサイズ(全長×全幅×全高=4345×1800×1285mm)であり、車重(ケイマンRで1340kg)であり、車体中央に低重心な水平対向6気筒エンジンを搭載する奇跡のレイアウトである。市販車としてはこれ以上望めない、最上の物理的なシャシーバランスを、ポルシェの完成度で得られるクルマはこれしかない。

すでにニュー・ケイマンが、新型911のシャシーの前半を使って開発されているようだが、こういうクルマこそ初代モデルにその志が強く貫かれていると思う。ポルシェ・ジャパンには怒られてしまいそうだが、程度の良い初期モデルを手に入れて、ひそやかに趣味のポルシェを楽しむ……そんな妄想が膨らむ。それを確認する意味でも、今一度、モーターショーでそのコクピットに座ってみてほしいのだ。

(文=山田弘樹/写真=峰昌宏)

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