レーザーハイビーム搭載の「アウディR8」発売

2014.10.07 自動車ニュース
世界99台限定の「アウディR8 LMX」。日本には6台導入される。
世界99台限定の「アウディR8 LMX」。日本には6台導入される。

アウディがレーザーハイビーム搭載の「R8 LMX」を6台限定発売

アウディ ジャパンは2014年10月7日、レーザーハイビームを搭載した世界限定99台の「アウディR8 LMX」を日本に6台導入すると発表した。車両価格は2905万円。納車開始は2014年10月中旬以降を予定している。

フルLEDヘッドライトにハイビーム用のレーザーモジュールを組み合わせている。
フルLEDヘッドライトにハイビーム用のレーザーモジュールを組み合わせている。
レーザー光がLEDのハイビームを補完することにより、LEDのみの場合と比較して2倍の距離を照射することができる。
レーザー光がLEDのハイビームを補完することにより、LEDのみの場合と比較して2倍の距離を照射することができる。
ライトユニットの分解図。4つの半導体レーザーから出射されるレーザー光を集光し、蛍光体を励起する(より高いエネルギーを持つ状態に移す)ことで白色光源を得る。
ライトユニットの分解図。4つの半導体レーザーから出射されるレーザー光を集光し、蛍光体を励起する(より高いエネルギーを持つ状態に移す)ことで白色光源を得る。
黒いバケットシートの表皮はファインナッパレザー。“セパンブルー”のダイアモンドパターンステッチが施される。
黒いバケットシートの表皮はファインナッパレザー。“セパンブルー”のダイアモンドパターンステッチが施される。

■ルマン24時間レースで実証済みの新技術

R8 LMXに採用されるレーザー光を用いたヘッドライトシステムは、フルLEDヘッドライトにレーザーモジュールを組み込んだもの。ロービームはLEDだけの照射となるが、ハイビームは60km/h以上でLEDだけでなくレーザー光が加わり、LEDのみの場合と比べて2倍の距離を照らすことができるようになる。

また、このシステムにはカメラベースの“インテリジェントセンサーシステム”が備わっており、前走車や対向車などを捉えると、それらにレーザーハイビームを照射しないように、自動でライトパターンを制御するようになっている。

システムの要となるレーザーモジュールは、4つのレーザーダイオードからなる。ここから波長450ナノメートルの青いレーザービームが発せられ、レーザー光の集光点に配置された蛍光体によって色温度5500ケルビンの白色の励起(れいき)光を得る仕組み。アウディは同様の構造を持つヘッドライトを2014年6月に行われたルマン24時間耐久レースで試しており、今回のシステムはそれを実用化したものと説明される。

このR8 LMXは「R8のルマンエディション」という位置付け。570psと55.1kgmを発生する5.2リッターV10エンジンが搭載される。駆動方式は4WDで、動力性能は0-100km/h加速が3.4秒、最高速は320km/h。

ボディーカラーは「マコウブルークリスタルエフェクト」と呼ばれるあざやかな青で、車体の後端にはリアスポイラーが装着され、エンジンカバーやサイドミラー、サイドブレード、ディフューザーなどがカーボン製となる。

2014年10月11日から12日まで、FIA世界耐久選手権(WEC)第5戦富士6時間耐久レースの会場で展示される予定。

(webCG)

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