カロッツェリア「楽ナビ」がフルモデルチェンジ

2014.10.10 自動車ニュース
「AVIC-RL09」
横幅はもちろんだが、特に縦方向に広くなった印象を受ける8V型モニター搭載モデル。他社モデルもそうだが、大画面ナビは規定寸法以上の大きさがあるため、ナビを囲むクルマのダッシュボードパネル(別売)とセットで購入する必要がある。
「AVIC-RL09」
    横幅はもちろんだが、特に縦方向に広くなった印象を受ける8V型モニター搭載モデル。他社モデルもそうだが、大画面ナビは規定寸法以上の大きさがあるため、ナビを囲むクルマのダッシュボードパネル(別売)とセットで購入する必要がある。

カロッツェリア「楽ナビ」がフルモデルチェンジ

パイオニアは2014年10月8日、最新のカロッツェリア「楽ナビ」9機種を発表した。商品構成はダッシュ埋め込み型が3モデル6機種、ポータブルタイプが3機種だ。発売は同年11月中旬から。価格はいずれもオープン。

「AVIC-RZ09」
2DINタイプの標準サイズモデル。「RZ」はメイン機種となるためバリエーションも多い。「RZ」に限らず型番に09が付くトップモデルはモニターに光沢パネルを採用するため発色がより鮮やかになる。
「AVIC-RZ09」
    2DINタイプの標準サイズモデル。「RZ」はメイン機種となるためバリエーションも多い。「RZ」に限らず型番に09が付くトップモデルはモニターに光沢パネルを採用するため発色がより鮮やかになる。
「AVIC-RW09」
トヨタ車に多く見られる通常の2DINサイズより横幅の広いワイドナビ対応の取り付けスペースにフィットするモデル。画面サイズは「RZ09」と同じ7V型だが、ワイドになった部分に大きな操作ボタンを配し、使いやすさを向上させている。特にロータリーボリュームの使いやすさは秀逸。これを装備するのはシリーズ中「RW」のみ。
「AVIC-RW09」
    トヨタ車に多く見られる通常の2DINサイズより横幅の広いワイドナビ対応の取り付けスペースにフィットするモデル。画面サイズは「RZ09」と同じ7V型だが、ワイドになった部分に大きな操作ボタンを配し、使いやすさを向上させている。特にロータリーボリュームの使いやすさは秀逸。これを装備するのはシリーズ中「RW」のみ。

■ラージサイズモデルが新登場

今回フルチェンジを受けた「楽ナビ」シリーズの中でも話題となるのがダッシュ埋め込み型の3モデル「AVIC-RZ09」「AVIC-RW09」「AVIC-RL09」である。
それぞれの特徴をひとことで言うと、AVIC-RZ09が7V型画面を2DINサイズに収めた標準的モデル、RW09が横幅200mmの取り付けスペースに対応するワイド型、RL09が8V型モニターを搭載するカロッツェリア初の大画面モデルだ。なお、「RZ」と「RW」の両系列は装備内容によるバリエーションモデルがあり、RZが03から07まで4機種、RWにはRW03の1機種が存在する。

ラージサイズを型番でも表すRL09は、画面サイズが大きいだけに筐体(きょうたい)も大型で、横幅はRWより少し狭い200mm(RWの本体横幅サイズは205.5mm)ながら高さは125.4mmある。当然通常の2DINや200mmワイドの取り付けスペースには収まらないので専用の周辺パネルと組み合わせて装着する(装着可能な車種はカロッツェリアのホームページを参照のこと)。

スマートコマンダーはこのように使う。写真はジョグスイッチを傾けているところ。使用頻度の高い「現在地」「AV切り替え」は専用ハードキーとして用意。ユーザーがよく使う機能は2つまで登録することができる。またサイドの切り替えスイッチをAVに変えるとジョグ、ベゼルともに操作内容がAV系に変わる。
スマートコマンダーはこのように使う。写真はジョグスイッチを傾けているところ。使用頻度の高い「現在地」「AV切り替え」は専用ハードキーとして用意。ユーザーがよく使う機能は2つまで登録することができる。またサイドの切り替えスイッチをAVに変えるとジョグ、ベゼルともに操作内容がAV系に変わる。
ジョグスイッチを押すと通常のメニューとは別のメニューが大きく表示。ルート設定がある場合とない場合で出てくるメニュー内容も変わる。こちらはルート設定がない場合。
ジョグスイッチを押すと通常のメニューとは別のメニューが大きく表示。ルート設定がある場合とない場合で出てくるメニュー内容も変わる。こちらはルート設定がない場合。
ルート設定がある場合は、さらに「別のルートを探したい」「現在のルートを消したい」という要求が多いため、それらがメニューに表示される。
ルート設定がある場合は、さらに「別のルートを探したい」「現在のルートを消したい」という要求が多いため、それらがメニューに表示される。
こちらは本体にある「メニュー」ボタンを押したときに現れるメニュー画面。
こちらは本体にある「メニュー」ボタンを押したときに現れるメニュー画面。
ポータブルタイプの「楽ナビ」は埋め込み型ほどの違いはなく、基本的に従来モデルのマイナーチェンジ。ナビ画面に触れずに手を右から左へ、左から右へ動かせば地図スケールが切り替わるなどの「エアージェスチャー機能」を最大の特徴とする。写真の「AVIC-MRP900」はフルセグ地デジチューナーを装備する7V型モニター仕様のトップモデル。この下にTVチューナーをワンセグとした7V型の「AVIC-MRP700」と同じ内容で6.1V型とした「AVIC-MRP600」がラインナップを組む。価格はいずれもオープンで11月上旬の発売予定。
ポータブルタイプの「楽ナビ」は埋め込み型ほどの違いはなく、基本的に従来モデルのマイナーチェンジ。ナビ画面に触れずに手を右から左へ、左から右へ動かせば地図スケールが切り替わるなどの「エアージェスチャー機能」を最大の特徴とする。写真の「AVIC-MRP900」はフルセグ地デジチューナーを装備する7V型モニター仕様のトップモデル。この下にTVチューナーをワンセグとした7V型の「AVIC-MRP700」と同じ内容で6.1V型とした「AVIC-MRP600」がラインナップを組む。価格はいずれもオープンで11月上旬の発売予定。

■安全思想から生まれた新リモコン「スマートコマンダー」

機能における新商品の話題は新しいインターフェイスの採用にある。これまでもカロッツェリアはステアリングリモコンやエアージェスチャーなど、運転時でも安全に操作できる方法を多々追い求めてきたが、同じ視点から今回楽ナビに採用してきたのが「スマートコマンダー」である。
これもワイヤレスリモコンの一種なのだが、操作部分を簡潔にしたのが特徴。ボタンもあるがメインに操作するのは中央のジョグスイッチとその周りにある回転ベゼル。これらを操作することにより、ナビに手を伸ばすことなく、手元でナビ操作ができるようにしたものである。

具体的には、ジョグスイッチを押せば目的地設定やルートの再探索などの操作が、傾ければ地図のスクロールが、回転式ベゼルを回せば地図のスケール変更などができる。操作がシンプルなので視線を動かすことなく完了するので安全運転にもつながるというわけだ。
設置する場所がなければ通常のワイヤレスリモコンとして使うこともできるが、推奨は固定設置。クルマによってはスマートコマンダーを最も使いやすい位置に固定できるホルダーも別売で用意される。
操作方法はスマートコマンダーからだけでなく、従来の方法も残されている。スマートフォン感覚で操作できるタッチパネルや、フリーワードで検索もできる音声操作、車両のステアリングリモコンを利用した操作(別売部品必要)など多彩な操作方法の中から状況に応じて選べばよい。

カロッツェリアならではの優れたナビ性能にも磨きがかかっている。メーカー自らが絶えず実走行することで実現する高い自車位置精度は新楽ナビにももちろん継承され、独自のジャンルワード検索はさらに使いやすくなった。さらに、オプションの通信モジュールまたは、Bluetooth接続が可能なスマホが必要となるが、情報の取得対象道路がVICSより格段に広い「スマートループ渋滞情報」が得られるのも新楽ナビの強みだ。

(文=尾澤英彦)

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