フォルクスワーゲン・ザ・ビートル:低くワイドに伝統継承

【コレはゼッタイ!】フォルクスワーゲン・ザ・ビートル:低くワイドに伝統継承

成功したクルマのモデルチェンジは難しい。ましてや、ビートルのような偉大なクルマのリデザインとなると、困難を極めるだろう。しかし「ザ・ビートル」で、フォルクスワーゲンはうまくやってのけたと思う。上陸が待ち遠しい。

 
フォルクスワーゲン・ザ・ビートル:低くワイドに伝統継承

■カッコカワイイ車になった

言わずと知れた初代VW「タイプ1」(通称ビートル)の復活版であり、直接的には「ニュービートル」のモデルチェンジにあたる。モデルチェンジして「ニュー」がとれるクルマも珍しい。

基本的にはリバイバル商品でパイクカーの部類だが、ベースが「ゴルフ」という世界で最もよくできたハッチバックだけに、どんなボディーを載せてもまっとうなクルマに仕上がる。初代を想起させる半円3つをモチーフにしたスタイルを踏襲しながら、ちょっと低くワイドになって、カッコカワイイ。話題になった先代のモデルチェンジという非常に難しい作業を、フォルクスワーゲンはうまくやってのけたのではないだろうか。

「ザ・ビートル」はフォルクスワーゲンブースの端っこに飾られている。そしてなんとそのすぐ隣がポルシェのブース。フェルディナンド・ポルシェが草葉の陰で喜んでいる。この位置関係の妙を楽しんでほしい。

まずは「ゴルフ トレンドライン」と同じ1.2リッター直4ターボエンジン+7段DSGを載せ、来年4月に日本にもやってくる。10・15モード燃費17.2km/リッターと、大手を振って走り回れる環境性能も備えているらしく、楽しみだ。

(文=塩見智/写真=峰昌宏)

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