自動車評論家 徳大寺有恒氏が死去

2014.11.08 自動車ニュース

自動車評論家 徳大寺有恒氏が死去

自動車評論家の徳大寺有恒氏が、2014年11月7日、急性硬膜下血腫のため死去した。享年74。

徳大寺有恒(本名=杉江博愛<すぎえ・ひろよし>)氏は1939年11月14日、東京・原宿に生まれ、疎開先だった茨城県で高校まで過ごした。成城大学卒業後の1964年、生来のクルマ好きが高じてトヨタの契約ドライバーに。その後カーアクセサリー会社を立ち上げて成功を収めるが、急転直下倒産の憂き目に遭う。

不遇時代に書きためた原稿をまとめた徳大寺有恒名義での処女作『間違いだらけのクルマ選び』を1976年に上梓。その歯に衣を着せぬ自動車評論が一大センセーションを巻き起こし、続編と合わせて100万部を超えるベストセラーに。一躍時の人となった。

以後、毎年『間違いだらけのクルマ選び』を著すとともに、自動車評論家として『ベストカー』『NAVI』などの自動車専門誌を中心に執筆。ハードウエアとしての評価のみならず、社会的、文化的な側面からも自動車を語るスタイルは、多くの読者から支持を集めた。『webCG』にも、自動車テクノロジーライター松本英雄氏との対談形式での試乗インプレッションを、2010年から2013年にかけて寄稿している。

最近は健康状態があまり思わしくないようだったが、新型車の発表会や試乗会などには積極的に出席。先月末に開かれた集まりにも姿を見せていただけに、満75歳の誕生日を1週間後に控えた突然の訃報には、われわれも言葉を失った。

ご冥福をお祈りいたします。

(webCG)

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