「水野和敏的視点」 vol.75 「フォルクスワーゲン・ポロ」

2014.11.14 mobileCG

「水野和敏的視点」 vol.75 「フォルクスワーゲン・ポロ」

R35型「日産GT-R」の生みの親、育ての親であるだけでなく、レース界での活躍やセダンの進化への貢献など、自動車の世界で数々の成果を上げてきた水野和敏氏が本音でクルマを語り尽くす『mobileCG』の特集「水野和敏的視点」。「マツダ・デミオ」に続き、今回は今年の夏にビッグマイナーチェンジを受けた「フォルクスワーゲン・ポロ」をテストする。欧州の定番コンパクトカーは、デミオの追撃を引き離すことができるのだろうか。


「水野和敏的視点」 vol.75 「フォルクスワーゲン・ポロ」の画像

「水野和敏的視点」 vol.75 「フォルクスワーゲン・ポロ」の画像

「水野和敏的視点」 vol.75 「フォルクスワーゲン・ポロ」の画像
フォルクスワーゲン・ポロTSIコンフォートライン アップグレードパッケージ
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=3995×1685×1460mm/ホイールベース:2470mm/車重:1130kg/駆動方式:FF/エンジン:1.2リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ/トランスミッション:7AT/最高出力:90ps/4400-5400rpm/最大トルク:16.3kgm/1400-3500rpm/タイヤ:(前)185/60R15 (後)185/60R15/車両本体価格:249万5000円
フォルクスワーゲン・ポロTSIコンフォートライン アップグレードパッケージ
    ボディーサイズ:全長×全幅×全高=3995×1685×1460mm/ホイールベース:2470mm/車重:1130kg/駆動方式:FF/エンジン:1.2リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ/トランスミッション:7AT/最高出力:90ps/4400-5400rpm/最大トルク:16.3kgm/1400-3500rpm/タイヤ:(前)185/60R15 (後)185/60R15/車両本体価格:249万5000円

■「ポロ」だってうかうかしてはいられない

前回は「マツダ・デミオ」のディーゼルモデルを取り上げました。マツダが「クラス概念を打ち破るコンパクト」と豪語するだけあって、これなら欧州のコンパクトハッチに真正面からぶつけることができる――そう感心したテストドライブでした。

そこで、今回はフォルクスワーゲン・ポロを俎上(そじょう)に載せます。グレードは、1.2リッターターボエンジンを搭載する「TSIコンフォートライン」の装備充実版たる「TSIコンフォートライン アップグレードパッケージ」です。フルオートエアコン、リアビューカメラ、シフトパドル、それに追従機能付きのクルーズコントロール「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」などが標準で装備されます。ホイールもカバー付きのスチール製からアルミ製に格上げされ、価格は25万6000円高の249万5000円となります。

それでは、実際にポロを見ていきましょう。ドアを開けて運転席に座ってみると、まずはインテリアのまとめ方に、いかにも実用車的な素っ気なさを感じてしまいました。特にダッシュボードまわりにそう感じました。

もっとも、だからといって、このクラスのクルマとして見劣りするわけではありません。むしろごく当たり前に、安っぽさを出すことなく、そつなく仕上げています。

しかし、あえて言うなら、色使いや装備の配置がちょっとガチャガチャしている気がします。また、インテリアは黒を基調としていますが、この黒い色の中に光が当たると白く、安っぽく反射する部分があるのがわかりますか? プレミアムブランドのアウディに見られるような、光が当たった時でも色調に変化がない、高級感のある黒色が演出する「しっとり落ち着いた質感」はありません。

これまでなら「フォルクスワーゲンのボトムレンジのインテリアを、プレミアムブランドと比較するのは、いくらなんでも酷だ」と言って、ユーザーを納得させることができたかもしれません。しかし、新しいデミオがあれだけ質感で頑張って追い上げてきているのですから、ポロも安閑としてはいられません。もう少し質感の領域まで磨き込むことを期待してしまいます。(つづく)

※この記事はmobileCG会員限定です。
mobileCG有料会員に登録すると続きをお読みいただけます。

(語り=水野和敏/まとめ=青木禎之<Office Henschel>/写真=小林俊樹)

 【mobileCGへのアクセス方法】

◇スマートフォンをお使いの方◇

「QRコード」読み取り機能搭載機種をお持ちの方はこちらからアクセスできます。
「mobileCG」「webCG」を検索いただいてもアクセスできます。

http://www.webcg.net

 

◇従来のケータイ版「mobileCG」はこちらから◇

「QRコード」からアクセスできます。

docomo:iMENU→メニュー/検索 → 趣味/娯楽 → クルマ/バイク → カーグラフィック
au:EZトップメニュー → カテゴリで探す → スポーツ・レジャー → 車・バイク→モバイルカーグラフィック
SoftBank:Yahoo!ケータイ → メニューリスト → 趣味・レジャー → クルマ・バイク → カーグラフィック

 

あなたにおすすめの記事
関連記事
  • フォルクスワーゲン・ゴルフRヴァリアント(4WD/7AT)【試乗記】 2017.7.24 試乗記 「ゴルフ」シリーズの刷新に伴い、さらなる進化を遂げた「ゴルフRヴァリアント」。「速いゴルフなら『GTI』で十分」という筆者の見方は、試乗後にどう変化したのか? 共働きファミリーの日常を想定し、このクルマの持つ真価について考えた。
  • フォルクスワーゲン・ゴルフGTI(FF/6AT)【試乗記】 2017.7.4 試乗記 デビューから3年半を経て、7代目「ゴルフGTI」にマイナーチェンジが施された。伝統のホットハッチは、モデルライフ半ばのテコ入れでどう変わったのか。ワインディングロードを含むさまざまな道でチェックした。
  • フォルクスワーゲン・ポロGTI 2017.6.19 画像・写真 独フォルクスワーゲンは2017年6月16日(現地時間)、小型ハッチバック「ポロ」と併せて、スポーティーモデル「ポロGTI」の新型を発表した。エンジンは現行型の1.8リッターターボから排気量が拡大され、2リッターターボに。最高出力は8psアップの200psを得ている。その姿を画像で紹介する。
  • アウディQ2 1.0 TFSIスポーツ(FF/7AT)【試乗記】 2017.8.7 試乗記 アウディのSUV製品群である「Q」シリーズの末っ子こと「Q2」。“ポリゴン”をモチーフにしたという、ユニークなスタイリングが目を引くニューフェイスの出来栄えを、中間グレードの「1.0 TFSIスポーツ」で試した。
  • メルセデス・ベンツE400 4MATICクーペ スポーツ(4WD/9AT)【試乗記】 2017.8.3 試乗記 スリーポインテッドスターにとって最新の2ドアモデルである、新型「メルセデス・ベンツEクラス クーペ」。代々受け継がれてきた伝統のピラーレスハードトップがもたらす開放感に浸りながら、メルセデス自慢の先進装備の出来栄えを試した。
ホームへ戻る