トヨタ・ミライ プロトタイプ(FF)

いよいよ出陣の時 2014.12.10 試乗記 世界初の量産型燃料電池車(FCV)「トヨタ・ミライ」とは、どんなクルマなのだろうか? クルマとしての仕上がりや将来性をチェックしながら、モビリティーの“未来”についても考えた。

秀逸なネーミングにニヤリ

この業界に長くいると不思議なもので、取材の過程でいろいろと“口にしてはいけない情報”が舞い込んでくる。何のことか? このクルマの車名である。時期は限定しないが、初めてミライというネーミングを聞いた時、「それ、本当に使う?」と疑った。いや、引いてしまった。

あまりにもベタ。世の中で普通に使われている言葉だし、われわれのように原稿を書く商売の人間もまた、この単語をやたら使いたがる(笑)。だからというわけではないが、もし自分がオーナーになって「何に乗ってるの?」って聞かれたら「ミライ」って……ちょっと恥ずかしい。しかし、実車を目の前にして、中身を理解するほどに、そんな自分の感覚はちっぽけなものだと思った。以後、「ああ、俺って視野も狭いし、勉強不足」などと反省の日々を送っている。

そう「ミライ」という言葉は単なる車名にあらず。次の時代(その時、筆者はこの世にいないと思うが)のモビリティーはどうあるべきか? との問いに対する、ひとつの(あくまでもひとつの)回答を含んだ、広い意味を持つ言葉なのである。
そう考えると、この言葉を車名に採用したトヨタに対して「大英断だし、歴史に残るうまいネーミングを採用したなあ」と思わずニヤリとしてしまうのであった。

トヨタの燃料電池車「ミライ」は、2014年11月18日にデビューした。正式な発売日は、その1カ月後となる12月15日。
トヨタの燃料電池車「ミライ」は、2014年11月18日にデビューした。正式な発売日は、その1カ月後となる12月15日。
インテリアの様子。黒と白を基調に、計3タイプのカラーバリエーションがラインナップされる。
インテリアの様子。黒と白を基調に、計3タイプのカラーバリエーションがラインナップされる。

トヨタ・ミライ プロトタイプ(FF)【試乗記】の画像

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