スバル、20代の若手コンビでSUPER GTに挑む【東京オートサロン2015】

2015.01.10 自動車ニュース
「SUBARU BRZ GT300 2015」と井口卓人選手(右)、山内英輝選手(中央)、佐々木孝太選手(左)。
「SUBARU BRZ GT300 2015」と井口卓人選手(右)、山内英輝選手(中央)、佐々木孝太選手(左)。

【東京オートサロン2015】スバル、20代の若手コンビでSUPER GTに挑む

富士重工業および同社のモータースポーツ活動を統括するスバルテクニカインターナショナル(STI)は2015年1月9日、千葉県・幕張で開催されている「東京オートサロン2015 with NAPAC」において、2015年のモータースポーツ活動の概要を発表した。

「SUBARU WRX STI NBR Challenge 2015」
「SUBARU WRX STI NBR Challenge 2015」
2015年の競技車両のリアまわり。空力を考慮したリアフェンダーの処理が、2014年モデルとの大きな識別点となっている。
2015年の競技車両のリアまわり。空力を考慮したリアフェンダーの処理が、2014年モデルとの大きな識別点となっている。
「SUBARU WRX STI NBR Challenge 2015」と佐々木孝太選手。
「SUBARU WRX STI NBR Challenge 2015」と佐々木孝太選手。

■目標はクラス優勝、総合20位以内

ニュルブルクリンク24時間耐久レースはクラス4位、SUPER GT GT300クラスのチームランキングは6位と、いずれも不本意な成績に終わった2014年のSTI。辰己英治総監督自身が「惨敗」と総括した同年の結果を踏まえてか、2015年はドライバーの布陣やタイヤサプライヤーなどの見直しが行われた。

カテゴリーごとに見ていくと、2008年から8年連続の出場となるニュルブルクリンク24時間耐久レースについては、昨年に続いて「WRX STI」を競技車両として採用。2014年の車両より、空力、サスペンション、車体剛性、エンジン出力などあらゆる面で性能向上を図っているという。また、24時間耐久という長丁場のレースにおけるドライバーの負荷を低減するため、ハンドル位置は左に変更されている。

ドライバーに関しては、辰己総監督いわく「ニュルブルクリンクにおいては日本人最速」という佐々木孝太選手(日本)や、マルセル・ラッセー選手(ドイツ)、カルロ・ヴァン・ダム選手(オランダ)の3人を継続して起用する一方、昨年までの吉田寿博選手に替えて、新たに2014年のVLN(ニュルブルクリンク長距離選手権)チャンピオンであるティム・シュリック選手(ドイツ)を起用した。

目標はSP3Tクラス優勝、総合20位以内を掲げている。

「SUBARU BRZ GT300 2015」
「SUBARU BRZ GT300 2015」
「SUBARU BRZ GT300 2015」のリアビュー。
「SUBARU BRZ GT300 2015」のリアビュー。
タイヤはミシュランから、ニュブルクリンク24時間耐久レースで実績のあるダンロップに変更された。
タイヤはミシュランから、ニュブルクリンク24時間耐久レースで実績のあるダンロップに変更された。
SUPER GTのドライバーを務める井口卓人選手(右)、山内英輝選手(左)。
SUPER GTのドライバーを務める井口卓人選手(右)、山内英輝選手(左)。

■ドライバーには20代の若手コンビを起用

「BRZ」で参戦しているSUPER GTについてもドライバーの体制を変更しており、2014年までの佐々木選手に替えて、新たに山内英輝選手と契約した。山内選手は、2014年シーズンはGAINER(ゲイナー)からSUPER GT GT300クラスに参戦しており、「メルセデス・ベンツSLS AMG GT3」を駆ってポールポジションを獲得するなどの活躍を見せている。

もう一人のドライバーについては、昨年チーム入りした井口卓人選手を継続して起用。この1988年生まれの20代コンビについて、辰己監督は「(レースで活躍するドライバーが)私の子供より若い世代になってきている。若い人はいろんな可能性を秘めているので、大事なものを取り上げないでやっていけば、結構いい結果を残してくれるのではないかと期待している」とコメント。井口選手も「(山内選手は)10代の、レーシングカートをやっていた頃からライバルであり仲間だったので、クルマの話についても通じやすいと思う。トヨタの育成プログラムの頃からの仲なので、今からワクワクしている」と述べた。

このほかにも、2015年シーズンはタイヤをミシュランからダンロップに変更。スバルにとってダンロップのタイヤは、ニュルブルクリンク24時間耐久レースでは実績があるがSUPER GTでは初めての採用となる。

こうした体制で挑む2015年シーズンのSUPER GTの目標について、辰己総監督はGT300クラスでの優勝を明言。「2位、3位でポイントを稼ぐのではなく、挑戦して、チャレンジして、年間3勝してチャンピオンを取りたい」と意気込みを語った。

(webCG)
 

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