第276回:スーパーカーで運転教室!? 「ランボルギーニ・ウインター・アカデミア」体験記

2015.02.16 エッセイ

2015年1月、カチカチに凍った女神湖の湖上で、ランボルギーニを使った“運転体験プログラム”が実施された。そんな環境でスーパーカーを走らせるのはなぜか? 会場では、どんなレッスンが行われたのか? イベントの内容を報告する。

長野県は女神湖の“湖上”に並んだランボルギーニ。あえて滑りやすい凍結路を使うのが、ウインター・アカデミアのポイントだ。
長野県は女神湖の“湖上”に並んだランボルギーニ。あえて滑りやすい凍結路を使うのが、ウインター・アカデミアのポイントだ。
ランボルギーニのドライビングレッスンは、レースを運営する部門「スクアドラ・コルセ」によって開催される。
ランボルギーニのドライビングレッスンは、レースを運営する部門「スクアドラ・コルセ」によって開催される。
チーフインストラクターのピーター・ミューラーさん。こわもてな先生の例に漏れず(?)、アツく、ていねいにドライビングを教えてくれる。
チーフインストラクターのピーター・ミューラーさん。こわもてな先生の例に漏れず(?)、アツく、ていねいにドライビングを教えてくれる。
冬山に連れてこられた猛牛は、もちろん冬用タイヤを履いている。いずれも銘柄はピレリの「ソットゼロ」で、サイズは「アヴェンタドール」が前:255/35R19、後ろ:335/30R20。「ウラカン」が前:245/30R20、後ろ:305/30R20。
冬山に連れてこられた猛牛は、もちろん冬用タイヤを履いている。いずれも銘柄はピレリの「ソットゼロ」で、サイズは「アヴェンタドール」が前:255/35R19、後ろ:335/30R20。「ウラカン」が前:245/30R20、後ろ:305/30R20。
教習車として一日付き合う、「ランボルギーニ・ウラカンLP610-4」。5.2リッターV10(610ps、57.1kgm)をミドに積む、スーパースポーツである。今回、ウインター・アカデミア日本ラウンドのために、海外から空輸された。レッスンでは、マイカーの持ち込みは認められていない。
教習車として一日付き合う、「ランボルギーニ・ウラカンLP610-4」。5.2リッターV10(610ps、57.1kgm)をミドに積む、スーパースポーツである。今回、ウインター・アカデミア日本ラウンドのために、海外から空輸された。レッスンでは、マイカーの持ち込みは認められていない。

まるで映画のワンシーン

「うわ、スッゲー……」

集合場所に到着した参加者の口から、ため息が漏れる。
目の前に広がる、見事な雪景色。そこに最新のランボルギーニが、ずらりと並んでいるのだ。

「スノーリゾートにスーパーカー」なんて、まるで映画の『007』みたい……。これぞランボルギーニの運転体験プログラム、その名も「Lamborghini Winter Accademia(ランボルギーニ・ウインター・アカデミア)」の朝である。

同社は「ランボルギーニの運転ノウハウをドライバーに教えたい」「4WDスーパースポーツの魅力を伝えたい」との思いから、こうしたイベントを8年ほど続けている。ただ、日本国内で一般向けに開催されるのは、今回が初めて。会場には「良質な低ミュー路」として知られる、長野県・女神湖の凍結した湖上(!)が選ばれた。

参加するのに“猛牛の飼い主”である必要はない。世界的に開催地が限られるとあって(ほかには米コロラド州のアスペンと北イタリアのリヴィーニョ )、女神湖畔には、海外からも参加者がやってくる。実際、今回の日本ラウンドの一般参加者は、日本人12人に対して、外国人が18人。筆者は別途、報道関係者限定の取材日に、同じプログラムを体験することになった。

「今日一日で、しっかりスキルアップしてください」
ランボルギーニ・ウインター・アカデミアはまず、チーフインストラクターを務めるピーター・ミューラーさんのあいさつで始まった。その教官然としたたたずまいに、おのずと背筋がシャンとする。
“教習車”は、「ウラカンLP610-4」(4台)と「アヴェンタドールLP700-4ロードスター」(1台)。車両のスペックやインストラクター陣の紹介に続いて、各種ドライビングプログラムの手順とそのねらいが説明される。
「このランボルギーニ・ウインター・アカデミアで大事なのは、必ずしも速く走ることじゃない。クルマの限界を知ることが、とても重要なんです」と、ピーター氏。

見れば、メニュー項目のそこかしこに「Exercise」の文字がおどる。ジェームズ・ボンドの腕前になれるもなれないも、参加者の努力次第か……! いきおい、鼻息が荒くなる。

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