「水野和敏的視点」 vol.96 台湾取材/「ラクスジェンU6ターボ エコハイパー」発表会(後編)

2015.04.17 mobileCG
写真左からラクスジェンモーターの胡開昌社長、同じくラクスジェンモーターの曹中庸副社長、そして華創車電の水野和敏副社長。

「水野和敏的視点」 vol.96 台湾取材/「ラクスジェンU6ターボ エコハイパー」発表会(後編)

台湾で自動車の開発・製造・販売などを行う裕隆(ユーロン)グループ。その自社ブランドであるラクスジェンは2014年4月8日、台湾の新北市で中型クロスオーバーSUV「U6ターボ エコハイパー」の発表会を行った。このクルマこそ、水野和敏氏が率いる「チーム」が開発した最初のクルマである。
R35型「日産GT-R」の生みの親本音である水野和敏氏が、本音でクルマを語り尽くす『mobileCG』の特集「水野和敏的視点」。今回は約30分間に及んだ水野氏のスピーチの後半部分をお届けする。

観衆に「馬力と燃費は両立しないと思う方は?」と問いかけ、挙手を求める。
ホワイトボードを使いながら、「ガソリンエンジンのエネルギー効率などまだ30%程度でしかない」と訴える。
今回はマイナーチェンジだが、それを超えた「全面進化」であるとうたわれる。
コンパニオンの女性たちがイベントに華を添える。

■馬力と燃費は両立できる

水野氏自ら開発を率いた最初のモデル、ラクスジェンU6ターボ エコハイパー(以下U6)は、2013年11月に発表された「ラクスジェンU6ターボ」のマイナーチェンジモデルである。しかし、改良の内容はマイナーチェンジの範囲を超えており、エンジンのロングストローク化による燃費の大幅な改善とパワーとトルクの増強、サスペンションセッティングの完全な見直しと、フルモデルチェンジに匹敵する内容となっている。

水野氏はスピーチの前半で、台湾で仕事をしたいと考えた理由や、ラクスジェン車の開発の舞台として日本のオートポリスを選んだ理由について語った。今回紹介する後半では、マイナーチェンジにおける変更点について詳しく述べている。以下、後半部をお届けする。

「では、僕がこの半年間で(U6に対して)どういうことをやってきたのかを説明させてください。まず、ジャーナリストと呼ばれている皆さんにうかがいたいことがあります。馬力と燃費、あるいは乗り心地とハンドリング、これらは両立しないものなのか、それともするものなのでしょうか。しないと思う方はいらっしゃいますか(ここで水野氏が観衆に挙手を求める)。

自動車雑誌を読めば、どれにも『しない』と書かれていることでしょう。『パワーをとれば燃費が悪化する』『燃費を改善したのでパワーが落ちた』、あるいは『乗り心地が良くなったのでハンドリングが犠牲になった』『ハンドリングを良くしたら乗り心地が硬くなった』。こういう話はよく聞きます。

僕は、はっきりと言います。出来損ないのクルマを作るからそういうことになるのです。燃費とパワー、乗り心地とハンドリング、そういったもののエッセンスは、実はみな一緒なんです。

いいですか皆さん、ガソリンエンジンなんてものは簡単で、そのエネルギー効率などまだ30%程度でしかないのです。30%でしかないから、燃費を良くしたらパワーも上がるのです。今回、このクルマ(U6)のエンジンでいうと、ボアとストロークの比率を見直しました。ボアは81.6mmでストロークは86mmです。つまり、ロングストロークに直しました。空気とガソリンの混合比である空燃比も、実は15.0よりもっと薄いところを使っています。(つづく)

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(語り=水野和敏/まとめと写真=webCG 竹下元太郎)

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