第293回:タイヤが変わればクルマも変わる? ブリヂストンがタイヤの重要性をアピールするイベント開催

2015.04.21 エッセイ

4月8日の「タイヤの日」を前に、ブリヂストンプルービンググラウンド(栃木県那須塩原市)で開かれたイベント「タイヤが変わればクルマも変わる? 体験会」に、モータージャーナリスト河村康彦が参加した。

今回のイベントで、ハンドリングを試すために用意された2台。「レグノGR-XI」を装着した「トヨタ・アクア」と「レグノGRV II」を履いた「日産エルグランド」。
今回のイベントで、ハンドリングを試すために用意された2台。「レグノGR-XI」を装着した「トヨタ・アクア」と「レグノGRV II」を履いた「日産エルグランド」。
セダン・コンパクトカー向け「レグノGR-XI」のトレッドパターン。右がアウト側。
セダン・コンパクトカー向け「レグノGR-XI」のトレッドパターン。右がアウト側。
高速周回路を行く「トヨタ・クラウン」。「GR-XI」は175/65R14から245/45R18まで30種類のサイズが用意されている。
高速周回路を行く「トヨタ・クラウン」。「GR-XI」は175/65R14から245/45R18まで30種類のサイズが用意されている。
タイヤには直進安定性 、ドライ性能、ウエット性能、低燃費、ライフ、静粛性、乗り心地の“7つの性能の総合力”が必要と語る、ブリヂストン タイヤ開発第2本部 構造設計第1ユニットの杉本香居氏。
タイヤには直進安定性 、ドライ性能、ウエット性能、低燃費、ライフ、静粛性、乗り心地の“7つの性能の総合力”が必要と語る、ブリヂストン タイヤ開発第2本部 構造設計第1ユニットの杉本香居氏。
ミニコースで、パイロンスラロームを行う「トヨタ・アクア」。
ミニコースで、パイロンスラロームを行う「トヨタ・アクア」。

タイヤはすべてを乗せている

「タイヤは命を乗せている」――道端の立て看板などに見られる標語の類いには、街の景観を損なうだけ……と、個人的には嫌悪感を抱いてしまうことが多いのだが、ブリヂストンが今でも用いるこのフレーズだけは、なるほど“けだし名言”だと心底思っている。

「そんな大げさな」と言うなかれ! わずか11文字のこの一文は、まさにコトの神髄を突いている。

どんなにハイパワーなエンジンを積もうとも、どれほど高性能なブレーキシステムを採用しようとも、結局それは「まずはタイヤを制御している」にすぎない。それ以前にタイヤには、クルマの重量を支える、路面から受ける衝撃を緩和する、進行方向を変える、などといった数々の重要な役割も課せられているのだ。

それは、数万点とされる自動車を構成する部品の中でも最重要であるはずのアイテム。まさに、「タイヤはすべてを乗せている」のである。

一方で、毎日クルマを使っている人であっても、まるで空気や水のごとくその存在を忘れがちなのがタイヤというアイテム。昔のように、舗装率が低くたびたびパンクに見舞われるようなことがあれば、必然的に足元にも注目が集まりもしようが、今やそうした機会も稀(まれ)だ。

かくして、新学期の始まるタイミングに合わせ、いま一度ドライバーにタイヤへの関心を高めてもらうべくタイヤ業界によって2000年に定められたのが、4月8日の「タイヤの日」なる記念日であるという。今年も、ダンロップの住友ゴムや横浜ゴムによって、高速道路のサービスエリアで無料のタイヤ点検を実施するなどの啓蒙(けいもう)活動が行われた。

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