7人乗れるBMW、2シリーズ グランツアラー発売

2015.05.26 自動車ニュース
「BMW 218d グランツアラー Mスポーツ」
「BMW 218d グランツアラー Mスポーツ」

7人乗れるBMW「2シリーズ グランツアラー」発売

BMWジャパンは2015年5月26日、7人乗りのコンパクトなMPV(マルチパーパスビークル)「2シリーズ グランツアラー」を発表した。同年6月6日に販売を開始する。

「2シリーズ グランツアラー」は、BMW初となる本格的な多人数乗用車。発表会では7人のファミリーによる“乗り込み実演”が行われた。
「2シリーズ グランツアラー」は、BMW初となる本格的な多人数乗用車。発表会では7人のファミリーによる“乗り込み実演”が行われた。
2列目シート。リクライニング機構と前後スライド機構が備わる。
2列目シート。リクライニング機構と前後スライド機構が備わる。
3列目シートの定員は2人。写真は、発表会におけるスライド画像。
3列目シートの定員は2人。写真は、発表会におけるスライド画像。

■BMW初の7人乗りMPV

今年3月のジュネーブショーでデビューしたBMW 2シリーズ グランツアラー。ワールドプレミアから3カ月という異例の早さで、国内販売が開始される。

端的に言うならば、2シリーズ グランツアラーは、ちょうど1年前のジュネーブでデビューし、昨秋から日本でも販売されている「2シリーズ アクティブツアラー」のホイールベースと全長を延ばし、さらにルーフを高くして3列シートの7人乗りとしたモデル。
2シリーズ アクティブツアラーは、BMWブランドとしては初めて駆動方式にFFを採用し、スペースユーティリティーを重視した“MPV風モデル”だったが、2シリーズ グランツアラーはBMW初となる正真正銘のMPV。日本風に言えば、国内市場でファミリーカーの主流となって久しい“ミニバン”である。

2シリーズ アクティブツアラーより110mm延長された2780mmのホイールベースに載るボディーのサイズは、全長4565mm、全幅 1800mm、全高 1645mm。2シリーズ アクティブツアラーと比べると215mm長く、95mm高い。サイズで言えば、既存モデルでは「フォルクスワーゲン・ゴルフトゥーラン」や「プジョー5008」、日本車なら「マツダ・プレマシー」などに近い。

乗車定員は7名で、2列目と3列目のシートは、乗車人数と用途に合わせて多彩なシートアレンジが可能。2列目シートは2シリーズ アクティブツアラーと同様に60:40の分割式で前後130mmのスライド機構付き。バックレストには40:20:40の独立フォールディング機能も備わる。3列目シートは前方に倒すことでフロアに収納でき、その場合のラゲッジルーム容量は560リッター。さらに2列目シートのバックレストも倒すと最大1820リッターに拡大する。

「コンパクトな7人乗りでディーゼルエンジンを搭載するのは、日本ではこのモデルだけ」と、BMWも国内市場での展開に自信をのぞかせる。
「コンパクトな7人乗りでディーゼルエンジンを搭載するのは、日本ではこのモデルだけ」と、BMWも国内市場での展開に自信をのぞかせる。
荷室側から見た室内。2列目、3列目のシートを前倒しすることで積載スペースを拡大できる。
荷室側から見た室内。2列目、3列目のシートを前倒しすることで積載スペースを拡大できる。
商品展開について説明する、BMWジャパンのペーター・クロンシュナーブル社長。いわく、「BMWにとって、プレミアムなコンパクトカー市場は重要性を増している」。
商品展開について説明する、BMWジャパンのペーター・クロンシュナーブル社長。いわく、「BMWにとって、プレミアムなコンパクトカー市場は重要性を増している」。
前席の様子。センターコンソールを運転席側に傾けるなど、ドライバーを中心に考えたデザインが採用されている。
前席の様子。センターコンソールを運転席側に傾けるなど、ドライバーを中心に考えたデザインが採用されている。
 
7人乗れるBMW、2シリーズ グランツアラー発売の画像

■ディーゼル車もラインナップ

シャシーやパワートレインの基本レイアウトは、2シリーズ アクティブツアラーや現行型「MINI」と共通である。パワーユニットはガソリンが2種類、ディーゼルが1種類で、いずれもBMWの新世代モジュラーエンジンの直噴ターボ。ガソリンは「218i」用の1.5リッター直3が136ps/4400rpm、22.4kgm/1250-4300rpm、「220i」用の2リッター直4が192ps/5000rpmと28.6kgm/1250-4600rpmの最高出力と最大トルクを発生する。
「218d」用の2リッター直4ディーゼルは、最高出力150ps/4000rpm、最大トルク33.7kgm/1750-2750rpm。最高速205km/h、0-100km/h加速 9.3秒(いずれも欧州仕様車の参考値)というパフォーマンスと1リッターあたり21.3km(JC08モード)の低燃費を両立させている。

細かなチューンの差異はあるにせよ、いずれもすでに日本市場に導入されているBMWグループのモデルに使われているエンジンである。しかし、ミニバンは数多くあれどディーゼルエンジン搭載車は「三菱デリカD:5」のみという状況の国内市場においては、218dは注目を集めそうだ。なお、トランスミッションは218iが6段AT、220iと218dが8段ATである。

装備類に関しては、安全かつ快適なドライブに貢献する、カメラを使った衝突回避・被害軽減ブレーキをはじめとする「ドライビング・アシスト」、さらに「LEDヘッドライト」や「リアビューカメラ」などが全車標準装備となる。ドライビング・アシストの機能を一段と強化した「ドライビング・アシスト・プラス」や、このセグメントには例のない、ヘッドアップディスプレイを組み合わせた「アドバンスド・セーフティ・パッケージ」もオプション設定されている。

モデルラインナップおよびグレードは、218iと218dが標準車/ラグジュアリー/Mスポーツの3種類で、220iがスポーツ/ラグジュアリー/Mスポーツの3種類。以下の価格で販売される。

・218i グランツアラー:358万円
・218i グランツアラー ラグジュアリー:411万円
・218i グランツアラー Mスポーツ:405万円
・218d グランツアラー:379万円
・218d グランツアラー ラグジュアリー:432万円
・218d グランツアラー Mスポーツ:426万円
・220i グランツアラー スポーツ:424万円
・220i グランツアラー ラグジュアリー:448万円
・220i グランツアラー Mスポーツ:452万円

(文=沼田 亨)

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