第299回:「ボルボV40」で八ヶ岳山麓のブドウ畑へ
先進技術が支えるクルマとワインをテイスティング

2015.06.11 エッセイ

ボルドーやブルゴーニュばかりをありがたがる時代は終わった。日本でも高品質なワインが作られている。古くからブドウの生産が盛んだった山梨県が、日本のワイン作りの先頭に立つ。「ボルボV40」で、初夏のさわやかな風が流れる農園を訪ねた。新たなパワートレインを得たモデルと意欲的な醸造に取り組むワイナリーには、思いがけないつながりがあった。

ミサワワイナリー、三澤農場へは中央高速を使うのが便利。韮崎ICで降りてから15分ほどで到着。
テイスティングに供されたワイン。白ワインは左からグレイス茅ヶ岳 白、グレイス グリド甲州、甲州 鳥居平畑プライベートリザーブで、すべて甲州種100%でヴィンテージは2014年。赤ワインは、グレイス メルロ2012。
農場から望む南アルプス連峰の威容。
ボルボV40 T5 R-DESIGN(FF/8AT)
全長×全幅×全高=4370×1800×1440mm/ホイールベース=2645mm/車重=1520kg/エンジン=2リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ/最高出力=245ps(180kW)/5500rpm/最大トルク=35.7kgm(350Nm)/1500-4800rpm/燃費:15.1km/リッター(JC08モード)/価格:436万円

安全装備に力を注いだ2015年モデル

ボルボに乗ってワイナリーに行くという。長い間ライターをやっていると、たまにこういう楽しい仕事が舞い込むことがある。しかし、クルマと酒というのはウナギと梅干しのように食い合わせが悪い。飲んだら乗るな、乗るなら飲むなは鉄則である。もちろん、その点ボルボに抜かりはなかった。開催概要には、《各参加メディア様には、1名「ハンドルキーパー」様を必ずご用意ください》とただし書きがある。この記事は、快くハンドルキーパー役を引き受けてくれたカメラマンA氏なしでは成立しなかった。

目的地は、今や日本ワインの聖地ともいうべき存在になった山梨県である。北杜市明野町にあるミサワワイナリーを訪ねるのだ。多くのワインメーカーや観光農園がある勝沼よりもさらに北で、八ヶ岳山麓に位置する。グレイスというブランドで知られる中央葡萄酒は、勝沼とこの明野でブドウを育てている。ここ10年ほどで急激な品質向上を果たした日本ワインを先導する存在だ。

国産ワインと書かなかったことには理由がある。法的には、輸入ブドウ果汁を混ぜて国内で醸造された製品も国産ワインと称することができるのだ。日本のブドウだけを使った純国産ワインを、区別のために日本ワインと呼ぶ取り組みが始まった。高い品質を確保するため、ワイン業界全体で努力を重ねている。

ミサワワイナリーまでは、「V40 T5 R-DESIGN」に試乗する。ボルボの中核を担うモデルV40は、2015年モデルになってさまざまな変更が加えられた。外観はLEDドライビングライトが追加されるなどの小変更にとどまったが、安全装備に力を入れているのがボルボらしいところである。V40だけでなく、ボルボのすべてのモデルに標準化されたのが、「IntelliSafe10(インテリセーフ10)」と名付けられた10種類の運転支援システムだ。ミリ波レーダーとデジタルカメラ、赤外線レーザーにリアビューカメラも加え、クルマのまわりの状況をセンシングしてドライバーをサポートする。

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