「水野和敏的視点」 vol.104 トヨタ・ヴェルファイア ハイブリッド エグゼクティブラウンジ(前編)

2015.06.12 mobileCG

「水野和敏的視点」 vol.104 トヨタ・ヴェルファイア ハイブリッド エグゼクティブラウンジ(前編)

R35型「日産GT-R」の生みの親、育ての親であるだけでなく、レース界での活躍やセダンの進化への貢献など、自動車の世界で数々の成果を上げてきた水野和敏氏。そんな氏が歯に衣を着せず、本音でクルマを語り尽くす『mobileCG』の特集「水野和敏的視点」。今回のテスト車は「トヨタ・ヴェルファイア」。高級ミニバンの世界を考える。




トヨタ・ヴェルファイア ハイブリッド エグゼクティブラウンジ
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4930×1850×1950mm/ホイールベース:3000mm/車重:2240kg/駆動方式:4WD/エンジン:2.5リッター直4 DOHC 16バルブ/モーター:交流同期電動機/トランスミッション:CVT/エンジン最高出力:152ps/5700rpm/エンジン最大トルク:21.0kgm/4400-4800rpm/フロントモーター最高出力:143ps/フロントモーター最大トルク:27.5kgm/リアモーター最高出力:68ps/リアモーター最大トルク:14.2kgm/タイヤ:(前)225/60R17 (後)225/60R17/車両本体価格:703万6691円

■巧みなデザイン

今回はトヨタの大型ミニバン「ヴェルファイア」を取り上げます。姉妹車「アルファード」とともに、今年早々にフルモデルチェンジを果たしました。アルファードは3代目、同車から枝分かれしたヴェルファイアは2代目となります。

「日産エルグランド」の対抗モデルとして2002年に登場したアルファード(ヴェルファイアは2008年から)は、FRベースのエルグランドに対し、エンジン横置きのFFプラットフォームを使っていました。

これまでリアサスペンションはコンベンショナルなトーションビーム方式でしたが、新型にはダブルウイッシュボーン方式が与えられ、四輪独立式の足まわりとなりました。なお、フロントはマクファーソンストラットです。

このリアの独立懸架方式への変更により、リアの内輪荷重の安定性が増したため、フロントのサスペンション設定について、ステアリングの操作やサスペンションのロール時のタイヤ荷重コントロールにとても余裕ができ、走りが一回り大人になったような進化を遂げています。走りと乗り心地とロードノイズなどの音や振動の処理がとてもスマートになり、一クラス上に感じられるようになりました。

さて、ヴェルファイアの外観を見てみましょう。メッキグリルの面積に驚きますね。「日本で一番価格の高いワンボックスに乗っているんだぞ!」というオーナーの叫びが聞こえてきそうです。トヨタの「ノア」や「ヴォクシー」、ホンダでいえば「ステップワゴン」、そして「日産セレナ」、そうしたミドルクラスのミニバンとは「クラスが違うんだぜ」と声高に主張しています。

その実、ミニバンユーザーは、セダンのオーナーたちより“クラス感”にこだわりますから……。トヨタは、そうしたミニバンユーザーの心理を上手にマーケットリサーチをしてカタチにしています。(つづく)

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(語り=水野和敏/まとめ=青木禎之<Office Henschel>/写真=藤井元輔)

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